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2005年8月30日 (火)

僕の若気の至り1

D  昼中はつくつくぼうしが鳴いて夏の終わりを告げ、夜は涼しくなってきましたね。昔はもっともっと夏が長かったような気がします。暑いと思いながらも毎日が楽しくて楽しくて...。子供だったんですかね~。

 今日はそんな頃の若気の至り、失敗談をお話します。写真はサスマタモウセンゴケです。二股なのに何故さすまた?それは、江戸時代の捕り物で使われた武器で長い柄の先に、トゲトゲがついた鉄で出来て二股に分かれたものがあって、それを「刺す叉」って言ったんです。で、それにそっくりなのでサスマタ(刺叉)モウセンゴケというわけです。因みにサスマタは犯人の着物の袖をトゲトゲで絡め取ったり、叉の部分で押さえ込んだりして犯人を捕まえるのに使ったのです。

 さて、このサスマタ・ヨツマタ・ヤツマタモウセンゴケは宿根草です。つまり、寒くなると地上部、つまり葉っぱを枯らして根で越冬するんですよ。この時期に植え替えすると楽なのでしてるのですが真っ黒で太い根が鉢いっぱいになっています、で、それを適当に切って適当な鉢に並べておくと、春になったら新しい芽がドンドン出てきます。昔、初めてこのサスマタモウセンゴケを買ったときのことです。しっかり日に当てて、水もセッセとやって秋になったらいきなり枯れてきました。

「何でだろう?」 「また芽が出てくるかな~。」                           

もちろん、休眠に入ったのですから出てくるはずはありません。それとは知らずに勇気を出して鉢から根を掘り出しました、すると

「わ~っ!!真っ黒だぁ!!」

当たり前です。そういう姿をしてるんです。でも、根を折って見るとちゃんと生きてる事がわかりますが、当時は知らなかったんです。悲しみにくれて処分してしまいました。

 やはり欲しさだけで買ってしまったために起きた失敗ですね。当時はしっかりした本もなかったから仕方がなかったのですが、今は色んな資料がありますから皆さんはその植物を手に入れる前に自生地の様子、生活サイクルなど調べて、私のような失敗はしないで下さいね。

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2005年8月22日 (月)

普及種?ドロセラ.アデラエ

aderae  昨日、「つくつく法師」の声を聞きました。つくつく法師が啼くと夏も終わりだな~と思います。そして、すこしばかり寂しくなってしまうのは何故でしょうね?暑いな~、早く涼しくならないかなと思う反面、暑い夏の終わりを感じると寂しくなるのですから不思議ですね。

 さて、写真は今年ホームセンターで購入したアデラエ(D.adelae)です。買った時には粘液も出てませんでしたが、我が家に連れて帰って腰水して他の食虫達と一緒にしていたらご覧の通り、葉っぱいっぱいに粘液をまとって元気になってくれました。今こうしてD.adelaeは何処でも気軽に買えますが、昔、食虫と出会った頃は珍品でそう簡単には入手出来ませんでした。そしてなにより寒がるので温室が必要との事で、当時、中学生の私にはとてもそんな設備なんてありませんでしたから本当に写真を見てるだけ状態でした。

 ところで、食虫植物とは高校から社会人になって縁がなくなってしまい、再開したのは10年前です。その時にD.adelaeが売っていたのを見て大層驚いた記憶があります。そして、値段も驚くほど安い!色々聞いたり調べたりするとD.adelaeは思ったほど、難しい植物ではなくよく殖える品種で珍種といわれていた時期から10数年。いつの間にか普及種になっていたのです。確かに大きめの平鉢にミズゴケで植えておけば勝手に根を伸ばして、芽吹いてくれて殖えていきますし、葉挿し、根伏せも簡単です。ある時は面倒だから枯れた葉だけとって元気のなくなった株ごとミズゴケに埋めておいたらちゃんと元気になって出てきてくれましたよ。だから広く普及したのですね。

 D.adelaeは姿が変わっているし、大型で何株も集まってる方が見ごたえがありますが、その花は意外とあっさりとしていて花弁も小さくて見栄えはしません。ただ、花の色によってバリエーションがあって、海外の分譲リストを見ると花の色で区別していますよ。今回買った株は秋になって涼しくなったら鉢から抜いて、土を水で洗い流してやってから大きめの鉢にミズゴケで植え替えてやろうと思います。冬は屋外でも大丈夫ですが、出来たら凍らない程度の無加温フレームに入れたほうが翌年の生育はよいですね。D.adelaeやD.capensisを屋外で2回ほど雪に埋もれさせたことがありますが、地上部は枯れてしまいましたが根で越冬して、翌春芽吹いて来てくれます。ただ、冬に無理させただけ生育は今ひとつでした。

 D.adelaeの仲間は3種あります。シザンドラ(D.schizandra)にプロリフェラ(D.prolifera)でいずれも珍種と呼ばれています。D.proliferaが何故同じ仲間なのかはよく分かりません。見た目は全く違いますしね。D.schizandraは最初なんで同じ仲間なのか分かりませんでしたが、葉挿しをした時にわかりました。子苗の時期は姿がそっくりなんです。そして、根を張ってそこから子株が出てくるのは両者とも同じでしたよ。

 普及種となったとはいえ、世界中でオーストラリアの一部地域にしか自生していない植物なのです。駄物扱いせずに大事にしたいものですね。

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2005年8月16日 (火)

僕と食虫植物の出会い4

 自生地。つまり、食虫植物が生えている場所であるが、何処にあるのか当時小学生であった僕には皆目検討もつかなかった。ただ、「食虫植物」でその写真を見たことがあるだけであった。ある日、親父の実家に遊びに行ったときのことだ。僕には1コ年上の叔父貴がいるが、彼にたまたまモウセンゴケの話をしたら「そんなんなら近くに生えてるよ。」というではないか!!早速、自転車で自生地に向かうがそこは実家から5分ほどの山肌で、小学校のすぐ隣りにあった。「ここだよ。」と案内されたのは一面ぬかるんでいて、15メートルほど奥にぬかるみが終わる辺りに山肌が露出して、そこに所どころ紅く染まっている部分があった。

 「あった、あった!」先頭を行く叔父貴はそう言うと僕を手招きして奥に誘った。行くと先ほど紅く染まった部分と言うのは関西型コモウセンゴケであった。正に、写真で見たとおりの形で感激した思い出がある。と、同時にえらく小さいものだなとも思った。そう、写真集では説明文に大きさが書いてあるが、それよりも写真を見てしまうのでなかなか大きさがイメージ出来ないのである。後日、イシモチソウを手に入れた際にも「こんなに小さいの?」と思ったものだ。

 兎に角、一面にびっしりと生えていて絨毯みたいですごく綺麗だった。その光景は未だに忘れられない。そして、足元に目をやるとミミカキグサ(U.bifida)も生えているではないか。正に夢のような場所であった。鮮やかな紅と黄色。この美しさは見た人でないと分からないであろうが、多感な時期にすごい体験をしたものだと思う。

 最初に見た自生地。中学生になって食虫が好きな友達と国鉄(今はJR)とバスを乗りついで来たが、それからしばらく間が空いて自分で車を持ち、自由に動けるようになった時に再び訪れた時にはそこに大きな道路(バイパス)が出来ていて、かつてそこに湿地があったことなど思わせない、無機質な光景が広がっていた。愕然として声も出なかった...。それから数年後、諦めきれない気持ちとなにかしらの予感があって再びそこを訪れて、湿地の横にあった学校の裏を見てみたら僅かではあるが昔見た関西型コモウセンゴケ、今はトウカイコモウセンゴケ(D.tokaiensis)が元気な姿で生えているではないか!モウセンゴケは住かを追われてしまったが、ちゃんと別に安住の地を見つけて細々と暮らしていたのだ。昔ポッカリと胸にあいた小さな穴がフッと埋まっていくような心地が嬉しかったですよ。

 昔の素晴らしい自生地をお見せできないのは残念ですが、近在の自生地を追々紹介して行きますのでお楽しみに。

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2005年8月15日 (月)

僕と食虫植物の出会い3

 さて、「食虫植物」は昭和41年に誠文堂新光社から発行された食虫植物の写真集である。著者は知る人ぞ知る清水清氏である。残念ながらこの本は絶版になってしまっている。この本は同社から発行されている「子供の科学」と言う雑誌をたまたま買って読んでいたときに出版案内で見つけて買ったものだが確か昭和47年に買ったと思う。価格は2500円で当時の物価からすればかなり高価な本であった。豪華な箱入りであったが何度も何度も繰り返し見ていたのでカバーは破れ、今では装丁が外れそうであるが大事な宝物である事には違いない。

 本の内容であるが写真集というだけあって写真で殆ど構成されているがその内容がすごい。まず主要な国内に自生する食虫植物は網羅されており、当時の各地の自生地が紹介されている。尾瀬、成東、茂原、羽生などの古きよき時代の風景である。すごいのは植物の写真で見開きページいっぱいにイシモチソウ(D.peltata)の捕虫葉の写真や球根が順に成長していく写真があったり、ムジナモの頁では壊滅前で自然のままの羽生の自生地の様子が映し出されていたり、捕虫葉の顕微鏡写真を載せたりとありとあらゆる角度で食虫植物を写し出されていた。また、当時国内で栽培されていた主要な外国産の食虫植物も紹介されていて、ドロソフィルムやヘリオアンフォラやセファロタスなどの食虫植物は本書で知ったのである。サラセニアでは原種8種も紹介されており、その名前を一生懸命覚えたものだ。因みにサラセニアの原種を当時栽培されていたのが南総植物園園長の越川さんである。あと、ナガバノイシモチソウの頁で1964年当時で自生地がバンガローなどが建ってしまい、無くなってしまったと書かれていた。40年も前でも自生地の破壊が問題になりつつあったのは高度成長時代とはいえ驚きである。

 僕の稚拙な文でこの素晴らしい本の内容を紹介しようと言うのも無理からぬ話だが、古い本であるがこれだけ素晴らしい本が現在手に入らないのはとても残念な話である。食虫ファンの一人として是非復刊して欲しい書籍である。尚、幸いあかね書房から「食虫植物のひみつ」と言う本が出ているが。これは同じく清水清氏が著された本で素晴らしい写真などが見ることが出来る。こちらは図書館などでも見ることが出来るのでまだご覧になってない方は是非ご覧になってほしい。今はこうしてネットというものがあって居ながらにして色んな情報が得られるが当時は何もなく、こうした書籍が大事な情報源であった。また、それだけにこれでもかという位に魅力を伝えようとした本がいろいろあった。そのうちの一冊がこの本であった。あの時この本に出会ってなかったらこうして食虫植物の事をこうして語って居なかっただろう。1冊の本が人生を変えたとよく言うが、本人は全く自覚していなかったが実はこの本が人生を楽しいものに変えていてくれたんだなと改めて思った。以上が食虫植物と僕との出会いであった。

 今こうして色々想いなど書いているが、この文を書くために久しぶりに本書を出してみた。自分はこの本みたいな情熱で食虫植物を伝えているのか?語っているか?とても足元には及ばないが、でもいつかは追いつき追い越せないかと思う。

 昔話ばかり書いていても何なので、それはおいおい書いていくことにして、最後に初めて見た自生地の原体験をお話ししようと思う。

                                            つづく

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2005年8月13日 (土)

僕と食虫植物の出会い2

  食虫植物との出会いは突然だった。小学校の帰りに親戚の家に寄ったら国語の教科書で見た写真そのままのウツボカズラが玄関に置いてあるではないか!ヒョウタンウツボカズラだ。聞けば「植木屋さんが花を売りに来て玄関に置いていった。」とのことで、しかも「要らないからあげる!」と夢のような事を言ってくれた。もちろん、帰りにはランドセルをしょって手の中には大事にウツボカズラの鉢を抱いて家路を急いだ。あの時の驚きと興奮は未だに忘れられない。国語の教科書で写真を見てから2年目の出会いであった。

 実はウツボカズラでどうしても疑問に思っていることがあって、それを確認することが出来るのでその日ドキドキしていた。その疑問とは前にお話ししたアニメ「みなしごハッチ」でウツボカズラが虫を袋の中に落とし込んだら袋の口(正式には襟〈エリ〉)を閉じて捕まえている場面があって、ハエトリソウの事もあり、恐らく動くだろうと思っていたが後で動かないと言う話を聞いて実際にはどっちなのかが知りたくて仕方なかったのだが今と違ってホームセンターに行けばウツボカズラがヒョイと置いてあるはずもなく確かめられなかった。しかし、遂に確かめる時が来たのだ。 はさまれたら痛いだろうか?と色々考えながら恐々指を袋の中に入れたら...。「動かない!」調子が悪いのかなと思い、他の全部の袋に指を入れてみたがピクリとも動かない。よ~く袋を観察したら動く構造にはなっていなくて、やはり袋の口は閉じないのである。長いこと疑問に思っていたことがわかって嬉しくてホッとする反面、動かない事にチョッピリ残念な気持ちもあったのを覚えている。やはり、動いてくれたら驚きもすごかっただろうな。その後、このウツボカズラはそのまま一冬越したが春先に寒さに耐えかねて疲れが出たのか定かではないが枯れてしまった。しかし、いくら家の中とは言え、よく耐えたものだと感心した。

 その後、ある本に出会ったことにより僕の食虫植物人生が変わってしまったのである。その本の名前は「写真集 食虫植物」どんな本かは次回に譲ろう。

 今晩はペルセウス流星群が見られる日である。夜中に起きて流れ星を見てみようかな?

                                       

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2005年8月12日 (金)

僕と食虫植物の出会い1

 僕が食虫植物を知ったのは正直何で知ったのかが定かではない。記憶にあるのは学校で教育テレビを見て居る時に理科の番組でハエトリソウがガラズ棒をくわえ込んだシーン、国語の教科書にヒョウタンウツボカズラが写真で載っていた記憶、はたまた、当時新番組だった「仮面ライダー」に出てきたショッカーの怪人サラセンアンなどを見ても驚かなかったことを考えると、小さい頃から恐竜や昆虫が好きだったので色んな図鑑を買ってもらった中の一冊に食虫植物の事が書いてあったのだろう。そう考えると35年近く前に食虫植物の事を知っていた事になる。「好きな虫を食べてしまう植物」に驚いたのと同時に、不思議な植物に興味を持ったのは強い虫達をやっつけてしまうと言う所で、ひょっとしたらヒーローに憧れる少年の気持ちからだったのかもしれない。

 当時は食虫植物など売っている所もなく、図鑑などで見る程度だったが、奇しくもアニメ「みなしごハッチ」と言うみつばちの王子がスズメバチ襲撃にあって、ママと離れ離れになって、ママを訪ね歩いて昆虫界を歩くうちに色んな出会いや別れを経験して大きく成長して最後はママに出会えると言ったタツノコプロのアニメで食虫植物は何シーンか出てきて、まだ見ぬ食虫植物に憧れは募るばかりだった。しかし、出会いは突然やってきたのである。  

                                              つづく

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2005年8月 9日 (火)

僕の好きな食虫植物。その3

pur  好きな食虫植物ということで早3回目になった。最初はモウセンゴケ系だといいながら節操のない奴だとお思いでしょうが、しばしお付き合いを..。いくらモウセンゴケが好きとはいえ、やはり、好みというものがある。それは、形に特徴のあるものに興味を惹かれるのだ。変わってる。丸っこい。と言うところだろうか。写真はサラセニアのS.purpureaであるが、これも亜種や交配種を合わせればその形は相当な数になる。ではその中でどんなのが好きかと言えばコロッとした丸いのが好きなのである。そして、襟が大きすぎず小さすぎず、やや丸まって内側に向けば最高である。写真のS.purpureaは面白くてその年により、出てくる瓶子が違うのだ。昨年は右の袋のようなコロコロした袋。今年とその前は左のようにスウッと長い瓶子が出てきてた。今年はスウッとタイプのようだ。何故毎年変わるのかは知らないが結構楽しい株である。ひょっとしたら何かと遠い昔に交配していてその影響が出てくるのかもしれない。けど、これは想像でしかないが、こういった思いを馳せてみるのも良いかもしれない。

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2005年8月 8日 (月)

僕の好きな食虫植物。その2

dio  さて、虫を捕ってるのに魅力を感じるというお話をしたが、画像にある食虫植物ハエトリソウはどうなんだと思われるかもしれないが、もちろん魅力的であるし、実際栽培しているが好きというより思いいれのある食虫植物なのである。

 写真のハエトリソウは実は我が家に来て4年目の株である。最初2株だったのがこのプランターに6株。他に8株に株別れして殖えたのである。分かりにくいかもしれないが中央の株は毎年開花しているが枯れる様子はない。実は最初はハエトリソウが苦手だったのである。大体毎年買っては翌年枯らしの繰り返しで、なんでだろうと用土をピート系にしたり、砂利にしたり、置き場を変えたり、鉢を変えたりと色々やってみたが思わしくなかった。悩んでいた時に昔買った本に「毎年2月の寒い時期に植え替えする。」と言う事が書いてあった。半信半疑で乾燥ミズゴケで植え替えた翌年。サックリと花が咲き、元気に夏を乗り越してしまったのである。それまでの苦労がうそみたいにスクスク育って株別れして殖えていったのである。やはり、昔の知識とバカにせず、行き詰まった時には基本に立ち返る事が大事だな~とつくづく思い知らされた訳である。

 そういった意味ではハエトリソウは「好きな食虫植物」というより「先生のような食虫植物」といった所であろうか。

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2005年8月 6日 (土)

僕の好きな食虫植物。その1

capen   「食虫植物」数あれど、好きなものはと聞かれれば「ドロセラ(モウセンゴケ類)」と私は答えてる。そもそも食虫植物は虫をとる植物だから虫を捕まえてるよ!とそう見えなければ最初に愛着が湧かない。もちろん、ネペンテス(ウツボカズラ)の美麗で巨大な袋には敬意を払うし、ピンギキュラの可憐な姿や花を見れば素直に美しさにシャッポを脱ぐ。でも、こだわりと言おうか、キラキラした宝石のような粘液を葉っぱに纏(まと)い、虫がくっつくと粘液のついた腺毛や葉っぱで押さえ込み制圧する。正に虫を捕っているのが好きなのである。そういう意味でネペンテスやピンギはいいと思うが僕にとっては決定的な魅力が欠けてるわけである。何に魅力を感じるかは人ぞれぞれだからネペンやピンギ好きな人には申し訳ないがなにとぞご勘弁願いたい。

 ところが少し前に僕のその考えを揺るがす事件に出会ったのだ。それはサラセニアを栽培されておられる方には経験があると思いますが、フラバやレウコをの株の中から「ブ~ン」と虫の羽音が聞こえた事はないだろうか?実はこれはなんだろうと不思議に思っていたのだが、ある時、草友の勧めもあり、フラバを1鉢買い求めた時の事である。庭においておいたら近所中のハエが集まったかと思うくらいに寄ってきたのである。何が始まったのかと見てたら瓶子の口元を盛んに舐め回しているのである。恐らく蜜か何かが出てるのだろうと思って見てたら、急に数匹のハエが狂ったように羽をばたつかせたかと思うと、いきなり瓶子の下に向かって一直線に駆け下りていくではないか!何匹かは中に入り、1匹は外から根元に降りたかと思うと「コテン」とひっくり返ってそのまま例の「ブ~ン」と言う羽音を出してるではないか!!よく分からないがサラセニアの口元には蜜と同時に虫を狂わせる何かの成分が分泌されているのではないかと思う。これを見て「サラセニアも食虫植物なんだ!」大いに感動してサラセニアにも魅力を感じるようになったのだ。恐らく、何も観察せずにただ栽培とは名ばかりで維持しているだけだったら未だにサラセニアの事を誤解していただろう。

 だから最近は「大好きな食虫植物は?」と言う問いには「モウセンゴケとサラセニアが特に好きですね。」と変わったのである。

写真はD.capensis all redの開花した姿。D.capensisはバリエーションによって花の大きさなども違うのである。

 

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初めてのブログ

 みなさん、はじめまして。とりもちと申します。以前同じ名前のホームページを開設してましたが、作ったはいいが更新の仕方などいろんなことが分からずに、ず~っとそのままになっていました。同好の士のホームページにおじゃまするにつれ何かしたいなと思っていた所、この「ココログ」のことを知ってブログというものを知りました。ネックになっていた更新のことやデザインの変更などいろんなことが手軽に出来るということで早速開設する事にしました。大好きな食虫植物の事を中心に色々と書いていきたいと思います。どうぞ、よろしくお付き合いの程、お願いします。

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