シデコブシの花
今日は春分の日でしたね。これから順に日が長くなってゆき、自然界も賑わしくなってきます。早速向かいの犬山市では国宝、犬山城の下では数本の桜が咲き始めてましたね。今日はとてもいい日でした。
さて、写真の花はシデコブシです。これは地域固有種で世界中ではこの東海地方にしか生えていません。なんてことない様な樹木ですが、変わった形の花でしょ?コブシの仲間(モクレン科)で、花の形が四手(神様にささげる紙製のお飾り)に似ていることからその名前がついています。写真の物は紅い品種でベニコブシとも呼ばれてます。この木は里山の湿地によく生えています。一緒にモウセンゴケやミミカキグサが見られます。各務原市の食虫植物の自生地のそばにもこのシデコブシが生えています。
今は里山が少なくなりました。開けて日当たりのよい所に好んで生えています。ある意味人の手が入った自然がないと生きてゆけないわけです。昔はそういった場所もたくさんあったので、順番に木が生い茂っても、別な所でやり直すことも出来たのですが、今は限られた場所しか里山はありません。目立たない木なので知らないうちに消えてしまわないようにしなくてはいけませんね。この木の特徴は樹皮がつるっとしていて、枝を折って花を近づけると得も知れぬ芳香が漂ってきます。そうそう、園芸店でもたまに売っているのを見ます。その時にはヒメコブシと名前が変わっています。面白いことに自然では湿地に生えているのですが普通に庭に植えておいても十分生育します。と言うことは生育には湿地じゃなければいけないと言うことではないようです。これからシデコブシも花盛りです。
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