東海食虫植物愛好会の会合のお誘い
7月8日(日)に愛知県犬山市にあるフロイデにて東海食虫植物愛好会の例会を開催します。詳細は左のリンクにあります東海食虫植物愛好会公式HPを参照くださいませ。過去の様子もご覧になれます。それでは、お待ちしております。
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大層な題名で書きはじめましたが、その昔、「食虫植物 入手から栽培まで」と言う本がありました。文研出版さんから出ておりまして、当時はバイブルとまで言われた本でした。ある世代の方にはこの本の持つ強烈な魅力はお分かりでしょう。今でこそ、こうしてネットをくぐれば大抵の情報は入りますが、当時はその本に載っている情報が全てでした。何処にどんな所にどんな形でと言うことが書いてあり、大抵の品種の項目に「日本未導入」の文字が....。どんなだろうと当時は本当に気になりました。それから4半世紀が過ぎ、今からかの本を読み返してみると、殆どの品種が導入されて目にすることが出来るようになりました。しかし、ドロセラの中ではいまだにいくつかの品種が幻ですね。曰く、D.uniflora。D.flexicaulis。D.katangensis。D.cayennensisでしょうか。D.unifloraはアルゼンチンのパタゴニアの高山地帯に自生するようで小さなロゼット型のドロセラでかつて故日下部氏が導入された例が一件あるのみです。D.katangensisはザイール(中央アフリカ)に自生しています。調べてみると写真はなく、絵が残されていてD.madagasukariensisの様に立ち上がる様なもののようです。D.cayennensisは全くわかりません。いづれも辺境の地にあり、導入できないのでしょう。
そんな中、数年前に大阪のM氏により導入されたのがD.flexicaulisです。写真は分譲された際に根が多く残っていたので、ミズゴケに根伏せしておいたものです。気づいたらグングン伸びてきています。おっかなびっくりでしたが結構丈夫なのかもしれません。世界は広いのでまだまだ変わった植物はあるでしょう。全てを見てみたいと思う反面、幻があるといいと思うのは我がままでしょうか。
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さて、冬に植え替えをした小さかったハエトリソウもいつしか大きくなって花を咲かせるほどになりました。ハエトリソウの花は白くて花弁が大きくて結構立派ですね。しかし、単独で写真だけ見せられてもそれがハエトリソウの花だとはちょっと分からないかもしれませんね。いつかも書きましたがハエトリソウは花が咲いても枯れません。きちんと植え替えをしていれば枯れませんね。ただ、我が家では種が取れません。原産地のアメリカでは種ができる今頃は梅雨がないので、開花後雨に当てると種ができないそうです。まぁ、真剣に種を採る事は考えてないので出来ていても気づいていないだけかもしれませんが...。どんな植物でも花が咲くと綺麗ですね。まだまだ蕾もいっぱいあるので、もうしばらくは楽しめそうですね。
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アルゼンチンアリってご存知ですか?最近日本に入ってきたアリですが、私の住む近所にもいよいよ侵入してきたのです。県内初と言うことでこういった不名誉なお初は勘弁して欲しいですね。では何が問題なのかということですが、繁殖力が旺盛で攻撃力も強くて、在来種を駆逐してしまうのです。もちろん、アリなので我々人間への被害は寝てる時に身体の上をはったり、お気に入りの大福など甘い物を食べられてしまったりですが、農家の方には大敵ですごい数で来て種子を食べつくしてしまったりと被害は甚大です。また自然界に於いては、そこにいては駄目なものなんです。
元々いたアリをいなくしてしまうと言うことは、それを頼って生きているものまで巻き込んでいなくしてしまうんですね。例えば。ヤマトシジミと言う小さな蝶がいます。この幼虫はアリとの共生(?)関係をもっていまして、アリの巣の中で守ってもらって暮らします。でも、アルゼンチンアリとは共生関係を結べるのでしょうか?もし、駄目ならばアルゼンチンアリだけになってしまった地域ではこの蝶は生きていけません。この様に一見関係ないように思える生物でも頼り頼って生きているわけです。そんな中に本来いなかった物が入ってきたら何が起こるかわからないのです。近所では22種類いた在来のアリが2種類しか見られなくなってしまったそうです。アルゼンチンアリだけしかいない野山には何の魅力も感じません。可愛そうですが、いてはいけないアリなので駆逐するしかないでしょう。
アルゼンチンアリについては広島県廿日市のHPに詳しいのでご覧になって頂きたい。
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今日は入梅です。昨日までの雨がうそのようです。昨日はサミットのときに伊勢から連れて来たサラセニアたちの植え替えをしました。前にも書いたように伊勢での栽培方法は独特なようで、同じ用土で我が家でやっても間違いなく作落ちします。なので、我が家に合った用土に変えるのです。大抵一鉢に数株は入っていますので分けると間違いなく八数は増えます。今回も3倍近く増えてしまいました。さて、置き場所はどうしよう...。嬉しい悲鳴です。
で、一通り植え替えも終わり、ホッとしていると妙な気配を感じ、少し離れた山茶花(サザンカ)の所に行ってビックリ!!
ウワ!ケムシだ~。
そう、チャドクガの幼虫です。葉っぱに一列になってお行儀よく食べるのですが、それが曲者でその名の通り、毒粉を持っており、迂闊にふれると猛烈なかゆみと水泡が出来ます。厄介なことに脱皮した皮にもちゃんと毒粉が残っているので注意が必要です。早速、長柄ハサミを持ってきて枝ごと切って捨てます。で、取りきれなかった分はキンチョールで退治します。可愛そうですが、道路に面しているので子供達がかぶれてはもっと可哀想です。この時期はドクガが出ます。庭木や公園などに知らないうちに殖えていて触ってしまったらもう大変です。毒蛾はサザンカの他に、ツバキやチャ、梅や桜などにいます。全ての毛虫が毒をもっているわけではないですが、毛虫をを見たら触らないことです。
更に、会社帰りのラジオで聞きましたが、前にも書いたツボカビがついに野生のカエルからみつかってしまったとのこと。大変です。カエルがいなくなったらトンボや鳥、ヘビや他の両生類などはエサがなくなるし、米作にも害虫駆除の役目を持つカエルがいなくなると農薬が増えて、ドジョウなどの魚、米を食べる人間まで影響が出ますね。招かざる客は知らないうちに周りに近づいてきていますよ。
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先ほどの自生地に行くまでには幹線道路に車を停めて田んぼの中を歩きます。車を停めてふと見ると田んぼのなかで緑色した何かがいっぱい動いています。そう、ホウネンエビです。昔はシーモンキーと呼ばれて、科学雑誌の付録にはブラインシュリンプとしてついていたものです。そして隣の田んぼを見ると別の物が....。
カブトエビです。約2センチほどでしょうか。これもせせこましく動いています。この2種類の小動物がいると田んぼの下の泥を撹拌して草が生えにくくなり、土の代謝も盛んになりいいこと尽くめだそうです。聞く所によると最近では農協でこのカブトエビとホウネンエビの卵が売っているそうです。
カブトエビです。確かに兜をかぶったエビですね。不思議なことに他の田んぼには全くいませんでした。これから卵を産んで田んぼの水が抜かれても乾燥に耐えて、また具合が良くなったら出てくるようです。
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次は先ほどのところからやや離れた場所の自生地です。田んぼを歩いて小高い山際の水の染み出た場所です。さて、写真の場所は大きめの側溝なのです。水が染み出て前を走る側溝に水と僅かな泥が流れ落ちる所にモウセンゴケが生えているのです。本当に落ちそうなのです。ここのモウセンゴケは紅色した固体と緑の固体と別れています。
自生地の全景です。粘土質の斜面に水が少しづつ流れ落ちています。上の方には切れていますが低い松が生えています。大抵、こういった自生地には低い松がつき物です。ですから日当たりの良い、水の染み出た所で低い松が生えているような所を探せばモウセンゴケがあるかもしれないのです。
で、拡大してみました。立派な株が所狭しと生えています。まだまだ日本にはこんな楽園の様な場所があるんですね。この自生地では他にはトウカコモウセンゴケとホザキノミミカキグサが見られます。ただ、ミミカキグサは花が咲かないと見つけるのは難しいですね。さて、次はここに来る途中の田んぼで珍しい物を見つけましたよ。
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伊勢を離れて上野市にある自生地に来ました。ここは10年近く前から毎年訪れている場所です。目の覚めるような若草色なのがイシモチソウです。ここは恐らくイシモチソウの自生地としては日本屈指の場所でしょう。今回は丁度花の時期で、白い綺麗な花がそこかしこで咲いていました。後一月もすれば大半のイシモチソウは種をまき、地上部を枯らして、球根を分球→休眠に入るでしょう。地面を見ると独特の形をしたロゼットがみられます。イシモチソウの根上葉です。ここのは実生でドンドン殖えて行ける環境なのでここまで広範囲に広がったのでしょう。イシモチソウの生えている所はやや湿ったような場所を好んで生えています。地面は粘土質で硬くて草と一緒に生えているのです。モウセンゴケが立派に生えている様な水が多い所では、恐らく球根が腐ってしまうのでしょうね。
モウセンゴケです。ちょっと低くなって水がひたひたで緩やかに流れているような所を中心に生えています。ここの自生地の物はやや紅色で、お日様に向かって元気よく手を伸ばしているようにも見えます。夏になるとこの場所ではミミカキグサが黄色い花を咲かせています。
一つ気になることがあります。それはイシモチソウが全体的に小さくなっていることです。昔は30センチを越す物が殆どでしたが今は20センチ程度の物しかないので何故小さくなったのかが不思議です。来年も綺麗な花を咲かせて迎えてくれるといいなと思います。
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もうひとつ伊勢花です。伊勢花しょうぶ園には他にイトバモウセンゴケとハエトリソウがあります。ハエトリソウも毎年タイプが違います。恐らく仕入れの関係なのでしょうか?ここ数年は写真のようにシャークティースばかりです。シャークティースとはその名の通り「サメの歯」です。捕虫葉の周りの棘がサメの葉のようになっているからです。数年前までは珍重されていましたがさすがにこれだけあると食傷気味です。
さて、伊勢花では砂とピートを主体に植えられていますが、これは伊勢花しょうぶ園さんの環境・栽培法にあったやりかたなのです。実はそのままつれて帰っても年を越すと全く駄目になってしまいます。それは用土と栽培環境が合っていないからです。ですからサミットが終わって自宅に帰るとみんな植え替えをします。私は忙しくて...。明日やります。
やはり、基本は大事ですが自宅の環境&栽培方法にあった用土や鉢を見つける事が大事ですね。 次は三重県上野市の自生地です。
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伊勢花の楽しみはサラセニアだけではありません。実はアフリカナガバノモウセンゴケ(D.capensis)にもあります。何だと思うことなかれ。良い悪いは別にして、ここのD.capensisは種から育てて何年も同一空間にあるのでいろいろとタイプが混ざり合い、面白いものが見られます。
昨年はアルバ(全体が白い。葉は細い。)にブロード(基本形。葉が船をこぐオールの様な形)がかかった物が見つかり、今年は何が見つかるかなと期待したら巨大なD.capensisが見つかった。その昔、ジャイアントというタイプがあったがそれと同一かは知らないが兎に角大きい!株もだが花の大きさも見慣れた大きさではない。普通の花の2.5倍はあるだろうか?比較がないから分かりにくいかもしれませんが周りの株と比べていただければその大きさが分かるでしょう。
花の拡大です。花びらがやたら大きいのが分かりますか?えっ!マニアック過ぎるって。おっしゃるとおりです。でも、前の八重じゃありませんが好きな人は色んな所にこだわるものです。今回特大株を買って大きな鉢に植えて好き放題伸ばしてみようと思っています。さて、どうなることやら。
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先月は忙しくてサミットが唯一の楽しみでした。さて、ここからペースをあげていきます。
伊勢花しょうぶ園に行く楽しみはいくつもありますが、前に書いた「八重」というものがあります。いわゆる八重咲きの花のことです。単に八重咲きと言っても色んな形の物があります。例えばめしべが花びらの様に変化したものがあり、その度合いで花の形も変わります。好きな人は色んなタイプの株を持っています。ただ、残念なのはその株が八重かどうかは花をつけないと分かりません。変化咲き朝顔は種をまいて、発芽した時点で何らかの変化花をつける兆しがあるのですが、サラセニアの場合は花をつけて蕾になった段階でしか分からないのです。
これは別の株の八重咲きですが、片方は普通です。ひょっとして八重咲きの株も実は完全固定されていないかもしれませんが私は八重については門外漢なのでこれ以上はご容赦を...。サラセニアは葉(瓶子)を見てよし、花を見てよし、虫を捕ってよしと3拍子そろっていますね。もう少し伊勢花のお話にお付き合いくださいね。
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