2007年2月19日 (月)

球根ドロセラ

P1000465 今日はドロセラ関係の植え替えをしました。D.capensisやD.adelaeが主です。ミズゴケ植えにしていますが、根を切って植え込んでおけば結構殖えてくれます。今回は小鉢にいくつも分けて植え込みました。

写真は球根ドロセラです。日本には先日紹介したイシモチソウしか球根は自生しませんが、豪州には多種多様の球根ドロセラが自生します。色んな形態のものがあり面白いのですが、年間を通じて3/5は地中に球根として眠っています。それだけにシーズンオフはどうするの?と言った悩みもありますが、待って殖えたり、大きくなったり花が咲くことを考えればそれほど苦痛でもありません。品種により、シーズンオフの管理が難しい場合もありますが、概して、施肥をして大きく育ててゆけば翌年には更なる楽しみが待っていることは請け合いです。写真のドロセラはD.rosulataです。地味ですが良く増えてくれて、丈夫ですから初心者向けかと思います。砂利系で植えて、マグアンプを直接球根に当てないように僅かに忍び込ませて、良く日に当てて育てれば大丈夫です。我が家では年中浅い腰水をしていますよ。地上部が枯れて夏が過ぎて、秋口にそっと掘り返すと鉢の下のほうに、新しい球根が出来ているので再度浅い所に植え替えて発芽を待ちます。慣れればかんたんで楽しいですよ。

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ツボカビ

 昨日TV番組でツボカビ症の事を取り上げていて、地元の新聞中日新聞でもこのことについて取り上げていた。概略はかつて南米や豪州に入り込んだツボカビというカビが両生類を絶滅に追いやるほどの猛威を振るっており、日本でも飼育下のカエルからそのツボカビが見つかったと言うものである。もし、日本でもそれが広がれば日本の両生類はどれだけの種が潰えるか?考えただけでもゾッとする。図鑑を手にとって孫に昔はこんなのがいっぱいいたんだよなんて言いたくない。なんとかならないものだろうか?しかし、不思議なのは本来、ツボカビも生物である以上、繁栄しなければならないはずで、そういう意味でも宿主を絶滅に追い込んでしまえば、自分の首を絞めるのと同じである。そういう意味では現地では共存している筈である。今回の突破口はそこら辺にあるのかもしれない。いずれ耐性を持つものが現れるのかもしれないが、確立は非常に少ない。かつて、西洋人が持ち込んだ取るに足らない病原菌でも他所の国の部族を壊滅させてしまった話があるが正に今回のツボカビは同じことである。

 私も海外の食虫植物を人づてに手に入れて嬉々としている所があるが、実はツボカビのようなあってはならない物を持ち込む可能性もある訳である。気をつけていきたいと今回の騒ぎで気づかされました。

 願わくばツボカビが蔓延することなく、カエルが啼き、イモリが泳ぐ小川がいつまでも残ってほしい。

 自生地などを見て歩くことも多いのだが、そこに外来の食虫植物が入り込んでいるのを見ると、そこは野山ではなく、人為的に作られた箱庭の様な気分になるし、ブルーギルやバスが泳いでいる池を見るとそれはもう池ではなく、釣堀である。植物や動物には罪がない。そこに放す人間が悪いのである。野山を箱庭や釣堀にするのは人間であり、豊かな山河にしていくのも人間である。大きな心で自然に接して行きたいものである。

 

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2007年2月18日 (日)

なかよし!

Obran 2月も半ばを過ぎて急に寒さがきました。今更来なくても...。と思うのですが、こればかりはなんともなりません。暖かかったり寒かったりすると身体の調整が狂ってしまいますので気をつけてないといけませんね。

 さて、寒いのですが、簡易温室の中は天国ですね。写真は寄せ植えにしたくてしたわけではありませんが、東京の集会で購入したD.hamiltoniiですが、その際に知人に香港のドロセラを分けていただき、鉢に植えて持ってきたのですが、ついそのままになっていた次第です。中央がD.hamiltonii。左上がD.oblanceolataという2種類の葉っぱを出す変わり者。右上がD.spathulata香港です。様子を見て植え替えようかと思っても見たのですが折角仲良くしてるのでもう少し見守ることにしました。花が咲いて種が取れたら殖やします。殖えるといいんですがね。春が待ち遠しい今日この頃です。

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2007年2月16日 (金)

春の気配

P1000466  今日は久しぶりに会社でボーリング大会があって3ゲーム投げてきました。年に1回のことなのでやや苦戦しましたが、さすがに60歳近い人は昭和40年代前半にあったボーリング大ブームを経験されているだけあって、昔取った杵柄!なかなかのものでしたね。

 さて、今日は先日植え替えした際にイシモチソウもどうなったか気になり、掘り起こしてみました。すると、わずかながら発芽してました。ちゃんと見えない所で春の訪れは確実に来てますね。掘り出した球根はお行儀良く植え込んでマグアンプを回りに植えておきました。やはり球根は施肥をすると全然育ちや分球度合いが違いますよ。

Peltata 春が過ぎて初夏になると写真のように涼しげなイシモチソウに育ってくれるでしょう。今からが楽しみで、待ち遠しいですね。イシモチソウは生えている所には普通に田んぼの畦の様な場所に生えていたりします。見逃しているだけで、実はすぐそばに生えているかもしれませんよ。

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2007年2月15日 (木)

春の植え替え

P1000462 今日はバレンタイン。会社の女の子やおば様からチョコを少々頂きました。やはり嬉しいもので、来月のお返しは何にしようかと考えるとちょっと楽しい気分になりますね。私はお菓子は好きで特にチョコには目がありません。実は小さいころ蓄膿を患って、その時に「チョコは駄目!」と医者から止められていたので、その分欲求が強いのかもしれません。あとは和菓子も好きですね。もう少ししたらわらび餅の季節です。わらび餅を食べると春の訪れを感じますね~。

 さて、春といえば11日に春の植え替えをやりました。毎年2月の節分の時期にハエトリソウの植え替えをします。写真はその植え替えのために古い用土から出した苗です。少々小さいのは昨年は植え替えが出来なくてそのままにしていたためですね。そもそも、この苗は5年前に近所の山草店で買った一株から別れて殖えた株です。ハエトリソウは花が咲いたら枯れると言いますが、我が家ではそれは当てはまりません。花が咲いても一時的に元気がなくなるだけですぐに復活します。そして、株別れして植え替えて、また花が咲いてと言った繰り返しです。最初の頃は毎年枯らしていまして、ピートで植えたり、砂利で植えたりしていましたが、昔の本に書かれているとおりに、ミズゴケで植えて2月の寒い時期に植え替えてとこれだけのことを守っていたら、以外にもすんなりと育ってくれています。それまでの苦労は何だったのかなと思うこと仕切りです。それからいろいろやって行き詰まったときには昔の本に書かれていることを検証してみるようにしています。今年は昨年サボった分だけ小さくなっているので、ちょっと大きく育ってくれたらいいなと思い手をかけてみようかと思ってます。どうなりますやら...。

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2006年11月18日 (土)

イメージ

Photo_14 更新に間が空きましたね。最近、少々凝っているのが「横溝正史」作品を集めて読むことです。もうすぐ「犬神家の一族」が上映されますが、古くから何度も氏の作品は映像化(映画やテレビ)されていますし、本も単行本や文庫本でいろいろ出版されていますのでみなさんも何らかの形で氏の作品の事はご存知じゃないでしょうか?

そもそものきっかけは「八ツ墓村」と言う作品がきっかけなのです。たまたまテレビでやっていた番組を見ていたら、昔見たものと筋が違うんですよ。「あれぇ?」ビデオレンタルで確認すると確かに違う。(主たる登場人物は同じ)じゃ、原作はどうなってるのかな?と、古本屋で買って読み出していると、ふと表紙に目が行きました。同時に数冊買いましたが、おどろおどろしい中にも何か惹かれるものを感じて、気がついてみると表紙が目的で同じ作品でも違う表紙のものを集めていました。丁度、サラセニアでも赤みが強いものとか、自分の琴線に触れたものを集めてしまう感覚に似ていますね。話を戻して、作品もさることながら、表紙も楽しく集められるというのは、「見ておいしい、食べておいしい!」非常に得した気分です。舞台は私が生まれるずいぶん前の日本なので、ちょっと想像し難い部分もありますが、そこは想像を膨らませて読めばいいわけです。

前置きがずいぶん長くなりましたが、写真は氏の本を集めている内に手にした本です。「悪魔が来たりて笛を吹く」氏の代表作です。表紙にネペンテスがあしらわれています。30年ほど前の本ですが、やはり食虫のイメージはどこかおどろおどろしく、妖艶な所があるのでしょうか?袋の外に汗のように流れるのは蜜か消化液と言った所でしょうか?表紙の作者のイメージとはこんなものでしょうね。今でも、こんなイメージはあるのでしょうね。「花のくせに虫をムシャムシャ食べる怖くて神秘な植物」「じっと待ち伏せるハンター」とかね。実際には可愛くて明るい植物なんですけどね。おっと、これは好きなものだからこそのひいき目でしょうかね?

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2006年11月 1日 (水)

アシナガムシトリスミレ

Photo_13 さて、メキシカンピンギキュラをご存知だろうか?写真のものは古くからアシナガムシトリスミレと和名をもらい、洋蘭の愛好家の方たちにも愛された食虫植物である。写真はたまたま見つけた古い図鑑から拝借したものだが、よくご覧頂きたい。葉の形が今栽培されているものと違うのがお分かりいただけるだろうか?この植物を見たのは35年ほど前になる。当時、この品種はピンギキュラ・コーダーダと呼ばれていた。現在ではモラネンシスと言う品種の一つになっているがこの様な広くべったりとした葉ではない。恐らく何処かの温室でひっそりと綺麗な花を咲かせているだろうが、すっかり見なくなった品種であることは間違いない。因みにアシナガというのは花の後ろに距(きょ)と言うものがあり、それがヒュッと長く伸びていて、それでアシナガという名がついたそうな。当時は根がどうかなっているのかとか植物を一生懸命観察したものである。小学生のときに見た美しい花の食虫植物の思い出が1枚の写真から甦ってきたが、果たしてあれはなんだったのだろうか?

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2006年10月30日 (月)

ゲンリセア

Genri お約束のゲンリセアの花の写真です。この植物をあまりご存じない方に、少し紹介いたしましょう。最近ホームセンターなど園芸店で見かける「ウサギゴケ」や「クリオネ」や「丹頂苔」はご存知ですか?これは全て食虫植物の仲間です。和名でミミカキグサといい、地面の下の細い根のあちらこちらに小さな袋(嚢(のう)と言います。)を着けて、そこで地中の中にいる小さな虫などを捕って栄養にしています。ミミカキグサの魅力は鉢いっぱいに小さな葉が茂ってとても綺麗です。また、品種によって細くて小さな葉もあれば、丸い葉っぱや5センチを超える大きな葉もあります。そして、花もいろんな形や色があり魅力的です。結構長いこと咲いています。ドロセラなどはわずか数時間なのにね。

Genri2  前置きが長くなりましたが、ゲンリセアはそのミミカキグサと同じ様な形態で虫などを捕る植物です。ただ、大きく違うのはミミカキグサは小さな袋だったのに対して、ゲンリセアはYの字型で更にらせん状にねじった捕虫嚢がついています。そして、ミミカキグサは放っておくと鉢一面に広がるのに対し、写真のように普通の草の様にお行儀よく、生えていることです。昔(25年も前)このゲンリセアのことを知ったときには一度でいいから見てみたいと思いましたが、なにせアフリカとか限られた地域にしか生えていないのでそんなに簡単な話ではなく、おそらく一生見れないんじゃないかとも思いましたが、今こうして見られる訳ですから世界も狭くなりました。もうすぐ植え替えるのでその時にY字型捕虫嚢を見てみたいですね。

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2006年10月26日 (木)

背水の陣

今朝、出勤するときに庭を見たらゲンリセアが開花していました。紫の花でたいそう小ぶりな花です。でも、きれいな紫でよく目立ちます。ヴィオラセア系の交配種で先日知人に譲ってもらったものです。これはいいことがあるなと思い、(出勤前なので写真が撮れなかったことが悔やまれます。)1日うきうきしていたら、贔屓(ひいき)の中日がまさかの3連敗!もう後がありません!正に背水の陣です。何をやっても駄目な時は駄目なのですが、なにか流れを変える起爆剤の様なものがいるのでしょうね。今日は笑って終われるか?神のみぞ知るところでしょうか。もう少し楽しませてもらいたいものです。

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2006年10月23日 (月)

極み2!

Photo_11 今日の日本シリーズは中日が負けちゃいましたね。今ひとつ波に乗れなかった様ですね。まあ、このままストレートに勝ってしまうと面白みに欠けてしまうということと、北海道で胴上げということになるのでここは勝ちを譲ったことにしておきましょう。さて、写真は一昨日と同じく浜田山での展示品です。あまり人の作品ばかり載せても何かなと思うのですが、ここまで出来るのだ!と言う事を自分も含めて再認識しなければと言うことで載せました。それにしてもすごいですね。交配種ですが、作りこめばここまで出来る。正に「極み」です。東海食虫植物愛好会にもサラセニアの匠の方がいらっしゃいますが、この方はまた別な意味での極みを持ってらっしゃいます。そこまで行くには一朝一夕では出来ないでしょう。そういったことがさりげなくにじみ出てる。「極み」とは感動ですね。

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2006年9月22日 (金)

1/100ミリの世界2

今日は写真がありません。前の話でミミカキグサの話になりましたが、日本にはヒメミミカキグサと言う大層小さいミミカキグサがあります。和名ではヒメが付いたら小さなもの。オニやクマが付いたら大きなものとされています。このヒメミミカキグサは日本ではこの東海地方にしか生えていません。しか、実の所、あまりの小ささに見つかっていないだけではないかと思ってます。花の大きさ約1.5ミリ。花茎の高さ。5~10ミリ。地面に出ている葉の長さ。細くて目立たない上に4ミリ程度。極めつけは地面の中の捕虫嚢は0.2ミリ。ミジンコより小さいのである。最初に発見した人はどんな観察眼をしていたのでしょうね。仮に栽培しようとしても何処にあるのかわからないので、意味がない気もします。すごく葉が密生して芝生のようになれば別でしょうが、そうもならないようです。「やはり野に置けレンゲソウ」の心境でしょうか。野山のどこかでひっそりと幾世代も成育して言って欲しいものです。

さて、日本食虫植物愛好会(JCPS)主催の浜田山集会が今月24日に10周年&100回記念となります。私もそう聞いたら行かないわけには行きません。寄らして頂きます。その際にはよろしくお願いします。

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2006年9月20日 (水)

1/100ミリの世界

Uvavrgi 少し前の話になりますが、仕事の関係上、「機械組み立て仕上げ技能士」という資格の試験を受けました。実技と学科があります。学科は本さえ読めば普段からやっている事が半分はありますので難しくはありません。しかし、半分は学校でこんな事があるよと習った程度で、勤め先の会社ではやっていないことでした。そこの所は覚えて詰め込むしかありません。問題は実技です。ヤスリという工具はご存知でしょうか?鉄をゴリゴリと削る道具です。実技試験では、所定の寸法に削られた部品をヤスリで削って指定の寸法に仕上げます。一番厳しい部分は2/100ミリ以内に抑えなければいけません。会社内では普段気軽に使っている単位なのですが、考えて見ればすごく小さな寸法だなと思います。シャープペンの芯を25等分したくらいの大きさですからね。それを手で削るのですから出来るものかと思ってましたが、成せば成るものでそこそこの部品が出来上がりました。結果は来月早々に分かります。受かってたら報告しますが、落ちてたら何も言いません。ソッとしておいて下さいね。

 さて、写真はミミカキグサです。クリオネとか可愛い名前がついて出回っています。これは98年に中国の雲南省からある業者の方が輸入されたものでU.warburgiiとされています。花も綺麗で雪に埋もれても大丈夫!すごく強健な種類です。それだけに野に放たれたら大変でしょうが...。

 ミミカキグサも食虫植物で土中の小さな1/100ミリ単位の生物を地中に張り巡らされている根にある捕虫嚢(のう)で捕まえています。殖やしたかったら適等に株をちぎってミズゴケにさしておけばちゃんと根が生えて殖えていきますよ。この品種は種でもよく殖えるので気がつけばあちらこちらから花を咲かせていますよ。

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2006年9月11日 (月)

第2回東海食虫植物愛好会例会!

今日は東海食虫植物愛好会(TCPS)の第2回例会でした。愛知県犬山市にあるフロイデで前回同様行いました。午後1時からの開始でしたが24名の参加者で盛り上がりました。今回は前回と趣向を変えてアトラクションと言う事で、前回から来てくれた学生さんにD.tokaiensisの研究をされている方がいらしたのでお願いして成果を発表してもらいました。詳細は控えますがD.tokaiensisと両親であるモウセンゴケとコモウセンゴケの形態をどう受け継いで、どう昇華させて今のD.tokaiensisになったかと言う事です。ややコモウセンゴケよりの特徴を示しますが基本は両者の中間系を示していますが一部に親より優れた箇所があり、それにより繁殖力を高めていったと言う事が研究で分かったそうです。今後は何処でどうして生まれたかなど調べていきたいそうで、今後が期待できる研究です。

そして、私のニューカレ訪問記を行い、展示品の紹介に..。水生タヌキモ以外殆どの種類がテーブルの上に並び、それぞれの栽培家の熱い説明を行った後に即売に。数えたわけじゃないですが300鉢はあったでしょうか。殆どの品種を網羅していたのでは無いかと思います。年2回の例会ですがその分充実して開催できそうです。

次回は来年2月4日です。詳細は公式HPでお知らせしますのでよろしくお願い致します。

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2006年8月26日 (土)

ニューカレのウツボカズラ2

G さて、N.vieillardiiの上位袋です。全然別の種類に見えます。ウツボカズラはこういうことが良くありますね。恐らく、効率よく虫を捕るために形を変えているのでしょうね。

今回はツアーで行ったので時間が押していて許されるなら半日以上かけてず~っと見ていたかったですよ。8月は丁度春先に当たるようで、それでも20℃近く気温はあり、湿度は程よくサラッとしていて日陰に入ると涼しいくらいでした。ウツボカズラと言うと熱帯、亜熱帯と言う印象を受けますがここは季節のメリハリがあります。栽培のポイントはこんなところにあるのかもしれませんね。ウツボカズラは広い世界から見ると局所的に分布している特殊な植物ですが、なかなかどうして色んな姿に変身してしたたかに生き抜いてきたように思えますよ。

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2006年8月23日 (水)

ニューカレのウツボカズラ

C 今日はウツボカズラ(ネペンテス)です。ニューカレのネペンも1種類のみです。名前はN.vieillardii(ビーラルディ)です。ちょっと見た目にはホームセンターでよく見かけるヒョウタンウツボカズラと同じと思われるかもしれませんが、違うんですね。モウセンゴケでもロゼット型をしているとみんな同じに見えるのと同じですね。では、何処が違うか?写真を見てください。見た目に違うのは翼(よく)ですね。袋の正面に2枚ギザギザのものが着いているのですが、N.vieillardiiでは寿司桶を頼むとついてくるバランの様になっていますね。そして、蓋。薄っぺらいですね。葉の色や形も違いますが、特徴は翼だと思います。

 それにしても大きな袋です。横に置いてあるかばんは15cmほどです。比較してもらえば大きさが分かるでしょう。これは下位袋です。丁度、口と蓋の境目から蜜が出ていて他の袋には赤い小さな蟻がいっぱい集(たか)っていましたよ。自生している場所は木々の木漏れ日が入る明るい場所でした。下は赤土でした。回りには至る所に生えていました。今回はツアーでこれを見ながらバーベQをしてきましたよ。最高の贅沢でした。

 次は上位袋を紹介します。

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2006年8月21日 (月)

ニューカレのモウセンゴケ

      Photo_10    さて、旅行記ばかりではなんなので、ここらで食虫植物の話をします。ここニューカレに自生するモウセンゴケは1種類のみ。D.neocaledonicaです。ロゼット型ですが、結構特徴があります。まずは葉数が多い事。葉柄に剛毛が生えていることでしょうか?ロゼット型のモウセンゴケの中ではかなり見ごたえがある品種でしょう。日本人が交配したモウセンゴケはいくつかありますが、有名で手に入りやすいものでD.neocaledonicaXD.aliciaeと言うのがあります。これは見た目にはD.neocaledonicaの特徴を引き継いで、葉数も多く、丈夫で優良な品種だと思います。今回自生地を訪れた際には花茎が上がっていてあと2週間遅かったら綺麗で大き目の真珠色した花が見られた事でしょう。少々残念です。結構栽培が難しい部類に入るのですが、自生地の状況を見る限り、日光によく当て、多湿よりも湿度を含んだ風を送った方がよいようです。また、地面が湿りすぎていると本来の姿にはなりにくいようです。実際に別の自生地では日陰ではやや大きいものの、緑で剛毛も殆ど無い状態でした。やはり、日光は必要ですね。ですから、ピグミーを育てるようにやや深い鉢に、中ほどまでは水を多めに、上は乾燥させるくらいの方が良いように思います。夏はかなりの耐暑性を持つようです。現地では実生苗も確認していますので種でよく殖える事でしょう。

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2006年8月19日 (土)

宴(第2回例会)を行います。

暑いですね。昨日は久しぶりに夕立らしきものが降って涼しく感じたのですが、朝起きるといきなり蒸し暑いです。しかし、九州や北海道にお住まいの方たちは台風の影響で心休まる事もなかったでしょうね。私も30年ほど前に横を流れる放水路が大雨であふれてしまい、2回ほど床上浸水を経験しました。今では放水路も改修され、よほどのことでもない限りはあふれる事はなくなりましたが、浸水すれば色んなものが使えなくなってしまいます。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

 さて、話は変わりますが、4月に東海食虫植物愛好会が初のオープン集会を行いましたが、第2回目を9月10日に行います。詳しい事は東海食虫植物愛好会のHP(右のよくおじゃまするサイトからいけます)に書いてあります。アトラクションとしてはニューカレの食虫植物の報告。植物の展示・即売などをおこないます。お時間ありましたらお出で下さいませ。

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魅惑の島。ニューカレドニア

Photo_8 少々更新に間が空きました。実はニューカレドニアに行ってきました。ニューカレは南半球の島で、オーストラリアのちょっと東にありまして、幾つかの島が集まっていますが、本島の大きさは南北400キロ。東西60キロと細長い島です。フランス領で公用語はフランス語。時差は+2時間あります。日本からは成田と関空から直行便がでていまして、今回私は関空から出発しました。飛行時間は8時間。やはり赤道を越えると時間はかかりますね。今回の旅の目的は勿論、食虫植物と南十字星を見る事ですが、ちゃんと両方とも見る事が出来ました。今日から順にお話して行きますのでよろしく。

 写真は首都ヌメア市内にある展望台から見た街並みです。楽園と呼ばれるだけあって何処までも青い空と青い海。緑もいっぱいで、住んでいる人もふわっとしてる。いい街です。フランス領だけあって何処か欧州を思わせる所もあります。8月は南半球なので季節は逆転していますので、丁度早春といった所でしょうか。気温は滞在時は20℃くらいで日向は本当に暑いのですが、木陰に入ると涼しいし、夜はやや肌寒さを感じますね。泳ごうかともと思ったけどちょっと勇気と忍耐が必要なので止めましたが、でも海を見ると日光浴やヨット・サーフィンしてる人がいましたね。流石です。

最後に、ここで見られる食虫植物はネペンテスとモウセンゴケの仲間です。形も変わってますよ。

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2006年7月16日 (日)

新品種?

Capen2 久しぶりの更新になります。何故か全く投稿フォームページに入れませんでした。先日メンテをされたようで状況が改善されました。

 さて、今日はわが街でも今年初めてのセミの声が聞こえてきました。梅雨も終わりに近づきいよいよ初夏と言うところでしょうか。夏といえば暑い!暑いと言えばアフリカをイメージします。普及種でアフリカナガバノモウセンゴケ(D.capensis カペンシス)があります。最近ではホームセンターで今時分「食虫セット」として販売されていますね。アフリカということでジャングルに生えていてさぞ暑い所で育てないといけないだろうと思われるでしょうがさにあらず!案外暑さに弱いようです。昨今の夏の暑さは異常ですが、それでも人間が暑いと思えば、このカペンシスも暑いようで夏の暑い時期には少々へばり気味になり粘液も出なくなってきます。従って、春や秋は問題ないのですが、夏の暑い時期には遮光して風通りのよい所に置くほうがよい結果が出ます。冬は無加温フレームで充分越冬します。何度か間違えて外に置き、雪に埋もれた事もありましたがその時は流石に枯れちゃいましたが太い根が生きていて春先にはちゃんと芽が出てきましたよ。だからといってお勧めできませんが意外と耐寒性はありますよ。

 さて、新品種?と書きましたが6月の東海サミットの際に伊勢花しょうぶ園で新たに見つけたのが写真のD.capensisです。マニアックな方ならお分かりかもしれませんが写真はD.capensisのアルバ(全体に白くなり、咲いた花も白くなるもの。通常D.capensisの花の色は紅色)ですが、よく見ると花も大きいし、葉も横幅が広く、所謂。ブロードリーフと呼ばれているもののアルバなのです。アルバ個体が日本に導入されて10数年になりますが、全てナローリーフ(葉が細い)でした。所が、今回ブロードタイプでアルバ個体が見つかったのです。所詮マニアックな話しですがこれはやはり事件だと思います。ブロードは花も大きく全体にどっしりした感じがあり、見事にそれを受け継いだ良い品種だと思います。伊勢ではD.capensisを一箇所に固めておいてあり、更にアルバやナローヘアリーリーフやブロードなど色んな品種がおいてあるので交雑が進み出てきたものだと思います。個人的には園芸的価値も強く、魅力ある固体だと思います。種も多く取れそうですし、数年の内に普及する事でしょう。

D.capensisは案外変種が多いですよ。伊勢では他にも腺毛が通常のものより1.5倍も長くて多いものも見つけました。だから何と言われればそれまでですが、こういったこだわりはついつい持ってしまいますね。

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2006年6月24日 (土)

近所の自生地

Tokaijpg 先日ヒメタイコウチで紹介した自生地ですが、山の斜面のこんな所に?と言う場所です。そんなに広い場所ではないのですがモウセンゴケ(D.rotundifolia)とトウカイコモウセンゴケ(D.tokaiensis)が生えています。他にはミミカキグサ(U.bifida)やホザキノミミカキグサ(U.caerlea)も生えていましたがやや乾燥化が進んで先日行った時には確認できませんでした。D.tokaiensisは比較的乾燥したところに多く生えています。自生地はたたみ10畳分くらいでしょうがかなりの株数が生えています。日に当たると真っ赤になりますが何かの加減で陰になっているとたちまち緑色になってしまうのは面白いですね。D.tokaiensisはその昔、関西型コモウセンゴケと呼ばれていました。今では遠い昔にコモウセンとモウセンゴケが交配して出来たのがトウカイだと分かっています。

 トウカイとコモウセンの見分け方はあちこちで話していますが、確実なのは托葉といって大きな捕虫葉の根元にある細い葉のような部分で分かるのですが一般的ではないので幾つか目安を言えば、①花茎の長さ:コモウセンは短い。トウカイは長い。(写真参照)②種の形状:コモウセンは小さくて丸い。トウカイは楕円形でやや大きい。モウセンゴケは長円形であるので種を見れば中間形だということが分かる。③葉の形:コモウセンはしゃもじ型トウカイは長くて捕虫部と葉柄が区別できるようになっている固体もある。

と、こんなくらいでしょうか?トウカイは調べてみると個体差もあり、5年以上研究されている方もおられるほど面白い草のようです。わが街も食虫の自生地は写真の場所のここだけになってしまいました。ずっと見守っていきたい場所です。

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2006年6月20日 (火)

関係のない話

あっと!!日付が変わっちゃいましたね。今日は仕事が遅くなりこんな時間に書いてます。今日は脱線しちゃいます。

 先日ジェット・リー主演の「スピリット」と言う映画がやってましたが結局見れず終いでした。いつかDVDになったら見ようかなと思ってますが、所詮映画は映画。史実を元に話しは進めていますが「霍元甲」という方をジェット・リーが演じてます。映画なのでかなり飛んだり跳ねたりが多いようですが、実際に霍元甲公が操った武術はと言うと「迷踪芸(めいそうげい)」と言う武術です。なんだか神秘的な響きですが、彼は上海に精武体育会という学校を作ったのです。時は1800年代の終わり、社会は乱れ、外国からは攻められ、民は本当に弱くなっていたので、武術を推奨して心身を鍛えて強くなり、ひいては国力を挙げようと作ったのが精武体育会です。その時に家伝の武術に当時集まった教師達の技のよいところを上手く融合させたのが現在上海に伝わっている迷踪芸です。有名な太極拳の様に柔らかく動きますが、決して太極拳ではないですね。迷踪芸は20年前に上海で習い、叩き込まれてきました。今は殆ど練習していないので知ってるだけになってますが、知ってるだけに突っ込みたくなる事もありますね。

                    「それは違うだろ!!」

 まあ、映画なので楽しけりゃいいんですけどね。映画を見て楽しんで興味を持って色々調べるってのはいろんなことが分かって面白いものですよ。

 食虫に関係ない話でした。

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2006年6月18日 (日)

ヒメタイコウチ

Photo_5  さて、写真の虫ですが、私の住む街の湿地に行くと大抵見かける虫です。掌の大きさから比べると結構小さな虫であることがわかっていただけると思います。この虫の名は「ヒメタイコウチ」と言います。「タイコウチ」と言う虫をご存知の方は多いと思いますが、頭にヒメとつくと大きさはちいさくなりますね。食虫植物でもヒメムシトリスミレやヒメミミカキグサなどを思い浮かべてもらうと分かるとおり本当に小さいですものね。因みに反対に大きいものには頭にオニをつけます。オニヤンマ(トンボ)が有名ですね。

 さて、この虫は水棲昆虫のタガメやタイコウチと同じような形態をしていますが、実はほぼ陸生の昆虫なのです。湿地を歩き回って目につくもの全てを捕らえて体液を吸います。ダンゴムシやヤスデやイモムシ・クモなんでもござれです。身体の割りに前足が異様に大きいですよね?だからかなり大型の物でも捕らえます。

 しかし、こんな虫知らないし、見た事ないよとおっしゃる方。当然です。実はこの昆虫は羽根があるくせに飛べなくて歩くことでしか移動できないし、日本では愛知・岐阜。兵庫にしか分布しない珍虫なんです。場所に寄っては天然記念物に指定されています。私がこの虫を初めて見つけたのは35年前です。このときは田圃の中に前足を振り上げてゆっくり水中歩行していました。勿論、捕まえて図鑑で調べてみましたらちゃんとヒメタイコウチと分かりました。その後、新聞で愛知県の西尾市で見つかったとデカデカと記事が載ったのですがなんでそんなに騒ぐのかが分かりませんでした。丁度、その頃昆虫好きの下級生が最初に見つけた場所から2キロほど離れた場所で見つけていたのです。だから、近所にいるのにねと言う位しか思ってませんでした。しかし、その後、全く見つける事は出来なくなりました。タイコウチはいっぱいいるのに不思議だな~っと思ってました。それから、26年後、食虫植物を探している時に偶然ヒメタイコウチをみつけ、同時に古本屋さんで「ヒメタイコウチ」という本を見つけて読んで、何故見つからなかったのかが分かったのです。要はたまたま水の中にいただけで、本来は陸上にいるので見つかる筈もないのです。探す場所が悪かったのですね。

 それから毎年、その湿地を訪れるたびに「ヒメタイコウチ」に出会えます。案外、知らないだけでずっと昔に見つけた辺りを探せばまだいるのかもしれません。

 自生地を歩いていると色んなものに出会えますよ。

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2006年5月11日 (木)

D.trinervia

Photo_4 さて、昔はアフリカのモウセンゴケといえば「アフリカナガバノモウセンゴケ(D.capensis)」と相場が決まっていました。しかし今では色んな種類のアフリカ産のモウセンゴケが手に入るようになりました。このD.trinerviaもそのひとつです。はっと見た目にはコモウセンゴケとなんら変わりないのですが、特徴は根で休眠する事です。で、それも夏にするんですよ。アフリカ。それも南半球に自生するのこの種類ではあちらで言う冬に当たる8月です。こちらでは夏なので「暑さにやられて枯れたのか!!」と早とちりしそうです。この株も昨年の夏に休眠してるんです。丁度根元に黒いのがみえているでしょう?それが前年の残りです。そして暫くすると起きて来てムクムクと葉を伸ばし始めます。この株は鹿沼土単用です。酸性具合がいいのかよく育ってくれますね。

起きて来たと言えば「イシモチソウ」も大分大きくなりました。昨年よりこの気象のせいか1ヶ月ほど遅くなってます。次はイシモチソウを紹介しましょうね。

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D.trinervia

Photo_4 さて、昔はアフリカのモウセンゴケといえば「アフリカナガバノモウセンゴケ(D.capensis)」と相場が決まっていました。しかし今では色んな種類のアフリカ産のモウセンゴケが手に入るようになりました。このD.trinerviaもそのひとつです。はっと見た目にはコモウセンゴケとなんら変わりないのですが、特徴は根で休眠する事です。で、それも夏にするんですよ。アフリカ。それも南半球に自生するのこの種類ではあちらで言う冬に当たる8月です。こちらでは夏なので「暑さにやられて枯れたのか!!」と早とちりしそうです。この株も昨年の夏に休眠してるんです。丁度根元に黒いのがみえているでしょう?それが前年の残りです。そして暫くすると起きて来てムクムクと葉を伸ばし始めます。この株は鹿沼土単用です。酸性具合がいいのかよく育ってくれますね。

起きて来たと言えば「イシモチソウ」も大分大きくなりました。昨年よりこの気象のせいか1ヶ月ほど遅くなってます。次はイシモチソウを紹介しましょうね。

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2006年5月 7日 (日)

サラセニアの楽園

Sara2 来月の3-4日は「東海食虫植物愛好会」恒例の「東海サミット」と言う催しが行われます。早いものでもう6回を数えます。丁度21世紀になってからの新企画ですね。そこで毎年訪れるのが写真の伊勢花しょうぶ園さんです。ここは国内唯一、サラセニアの楽園でしょう。その数数万株。見渡すばかりすべてサラセニアです。サラセニアの原種は8種。その内の6種までがここでは栽培されており、今では自然交配されてかなり変わったものが見られます。勿論、実生で殖やしておられるので数年単位で変わったものが見つかる可能性が高いですね。数が多い品種はフラバ。レウコフィラ。次いでプルプレア。ルブラ。そしてやや少ないのがミノール、プシタシナと続きます。他にはイトバモウセンゴケやドロセラ・カペンシスやハエトリソウがあり、我々の眼を楽しませてくれます。                     

 伊勢自動車道「津IC」から西へ車で10分。一般公開は来月6月だけです。食虫好きな方は是非一度は訪れていただきたい場所ですね。毎年訪問していますが本当に飽きない、そして、安らぐ場所です。今年はどんな株に会えるか今から楽しみです。

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2006年5月 6日 (土)

P.longifolia

Photo_1 今日はムシトリスミレの花です。基本的にドロセラが好きで環境がそうなってるからか、それとも、愛情が薄くなっているのか知りませんが嫌いじゃないのにムシトリスミレは居ついてくれません。恐らく年中多湿であるのが悪いのかもしれません。本当は綺麗な花を咲かせるメキシカンピンギを満開にして楽しみたいと思うのですが、栽培場も決まっているのでこればかりはなんともなりません。だから、P.primulifloraというアメリカ産のムシトリスミレはご機嫌です。尤も、このP.primulifloraは日本の気候はあっているようでこの辺り(東海地方)の湿地に植えれば雪もものともせず着実に殖えて行くので我が家で普通に生育してもおかしくないのですが...。が、何故かこのlongifoliaだけは枯れもせず、東海地方の暑さにも耐えて早3年。今年はどういう風の吹き回しか紫色の綺麗な花を咲かせてくれました。                                        

 今までは春は夏葉を展開して、暑い夏にはそれに耐えるために休眠芽を作り、地面にもぐりこんでいます。このときは枯れたかなと思い、ヒョイと上から覗くとちゃんと硬い休眠芽を作っているので生きてる事がわかります。で、秋になり大きくなり、また厳寒時には休眠します。今年は加温して冬中春状態にしたのでおそらく夏葉の時期が充分にあったので開花まで行ったのだと思います。

 今は花も終わり、3つに株別れし始めた所です。様子を見て分けてみようと思います。

 

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2006年5月 5日 (金)

ちょっとご無沙汰。

Photo随分長い間、「庵」を留守にしていました。留守の間色々ありまして...。庭の草達は巷の気候にも負けずに立派に成長して花を咲かせたりしてました。順に紹介していきましょうね。

先日ちょっとした「宴」があったので紹介します。私の所属する「東海食虫植物愛好会」が初めて対外的な例会を行いました。関東に行けば浜田山。関西に行っても探索会の集会があるのに真ん中の東海ではなにもないのはいかにも寂しいとのことで先日4月の23日に初の集会を行いました。何人集まるのかな?身内だけかなと思っていたら25人もの大勢の愛好家達が集まってくれました。遠くは大阪、静岡の冨士からと来てくれました。そのときの細かい事はリンク先の東海食虫植物愛好会公式HPも訪れてくれるとよく分かります。年2回のペースで「宴」は催されますが、東海でもこんなに楽しい場所がある!と噂される様にしていきたいと思っています。                                

次回は9月の10日に同じ場所の「犬山フロイデ」で開催されるので是非いらしてください。

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2006年1月 4日 (水)

初夢?

  食虫栽培を始めて随分時間が経ちますが、最初の頃は全世界に分布するドロセラ全てを我が家の栽培場に集めて見る事が出来たらすごいだろうなぁと密かな野望を持っていましたが栽培暦を重ねるごとにとってもそんな事は容易じゃない事が分かってきました。まあ、分かってきたと言う事は駄目な所を工夫すればよいのですが、所詮は趣味の世界ですから温室だ、冷房温室だなどと右から左に出来ませんね~。

 しかし、一度手にして見てみたいドロセラはあります。別に珍奇な形をしたものではないです。普通のロゼット型したドロセラですが何故か引っかかるんですよ。その名はユニフロラ(D.uniflora)です。ドロセラは12節に分かれていてその内の一つ、ロレア亜属の中のサイコフィラ節に属します。この節は3種しかなく、ユニフロラの他にはステノペタラ(D.stenopetala)とアルクチュリ(D.arcturi)があります。この2種はニュージーランドに自生して、日本にも入ってきて一部の栽培家のお宅で見たことはありますが、ユニフロラだけは半世紀前に導入例があるだけでスケッチしか見たことはありません。アルゼンチンの南の方に自生しているとのことですが元々珍奇な形もしていないからなのか?それともパタゴニアの難所にしか自生していないのか?導入例が無いですね。栽培したいとも思いますが今の設備では難しそうなので、せめて生体を見てみたいなぁと思います。初夢には出てきませんでしたがホントに見てみたいものですね。

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2006年1月 2日 (月)

成せば成る。

haetori  食虫植物は大抵小さな植物です。でも、そんな食虫植物を大きく育ててみたいと言うのは栽培家であれば必ず持つ夢です。今回は大きく育ったハエトリソウです。横に並ぶのは500円玉です。結構大きく育ったと思います。しかし思うのは「大きく育った」と言うのと「大きく育てた」では天と地ほどの差があると思います。前者は偶然に何かの条件で大きくなったと言うニュアンスです。で、後者は意図して環境などを整えて大きくしたと言う意味です。前者の場合には翌年果たして大きくなるかどうかは分かりません。しかし、後者は意図して栽培するわけですから翌年も大きく育つでしょう。このハエトリソウもどちらかと言うと前者です。今年もこんなに大きく育ってくれる様に考えてみたいですね。昨年これほど大きくなったのですから今年もきっと大きくなるでしょうね!成せば成る!

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2006年1月 1日 (日)

謹賀新年

 sara4 みまさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨年暮れは珍しく大雪に見舞われてしまいました。まあ、この時期に珍しいと言うだけで雪の量や質は驚くに値しません。しかしながら近年の暖冬で無加温フレームで冬を過ごしてきた栽培場には大変なピンチでした。で、今回0.3坪用の加温温風装置を買って設置しました。明日は元旦ですが時間を見つけ、食虫の世話をしますよ。加温できると言う事は種も蒔けるし、根伏せも出来るってことですからね。

 最近はサラセニアに惹かれてまして、元々S.purpureaが好きでしたが高性種もいいなと思い出し順に栽培場を増やしていこうと思います。写真は伊勢花しょうぶ園で入手した交配種です。60cmオーバーの大型の瓶子を持ってまして何がかかってるかはじっくり見てみないと分かりませんがかなりの変わり者です。こんな瓶子は見たことないです。伊勢花しょうぶ園についてはまた改めて書きます。変わり者ですがそれだけに気に入ってますので、新年早々出てきてもらいました。

 今年はTCPS(東海食虫植物愛好会)で初の対外的な例会を行います。愛知県犬山市の国際観光センター「フロイデ」と言うところで4月23日に行います。詳しい内容はいずれUPします。東海食虫植物愛好会のメンバーのHPでも逐次連絡いたしますのでよろしくお願いします。

 それでは皆さん。今年もよろしくお願い致します。

 

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2005年11月12日 (土)

僕の植え込みについて思うこと

syusya  今度は唐突に水車です。これは黒澤明監督「夢」のワンシーンに出てきた水車です。長野県松本市に近郊にある大王ワサビ農園にあります。とても綺麗な水で見も心も洗われるかと思うほどで、そんな綺麗な水でここのワサビはすくすく育っているのです。ワサビにはこういった綺麗な水が大事なのです。綺麗な水に洗われたワサビは鮮烈な香りと味がしますね。

 さて、モウセンゴケが本来の葉がヒシャク状に大きく生育している自生地を見ると大抵何らかの形で水が流れているか近くに水が流れています。つまりモウセンゴケを大きく育てようとしたら一つには根の部分には新鮮な水や酸素が供給されていないと大きくならないようです。ワサビもそのようで今回訪れたワサビ農園では豊かな水で育てているわけです。我々は当たり前のことなのですがその当たり前のことがなかなか出来ていないか気づいていないようです。実際に比較的乾いた所に生えるモウセンゴケはペタリと地面に捕虫葉をへばりつけて小さくなっています。知人宅では自動的に腰水を給水する装置がありますがなるほど、確かに自生地さながらの巨大なモウセンゴケになっていました。ちょっとしたことなのですがそのちょっとしたことが栽培の出来不出来を大きく左右するんですね。

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2005年10月30日 (日)

僕の食虫植物の植え込み2

swan  唐突に白鳥です。先日松本城に行った際にお堀で優雅に泳いでいました。よく言われてますが優雅に水面を滑るように泳ぐ白鳥ですが、その実水の中の足は一生懸命に激しく動かしているのです。まあ、

    見えるところだけでなくて見えない所も見なきゃね!

ということでしょうが、食虫植物も同じでしょうね。ちょっと調子を崩してるかな?と、思ったら見えない根の部分の事も気をつけなきゃいけないですね。最近はミズゴケで植えこんでいますが、ミズゴケも今やピンからキリまで色々有りますが、やはりあまり安い物は避けたほうが無難ですね。環境などにもよりますが安いものはやはり寿命が短かったり、なにがしかのトラブルが生じますね。よく聞く話でミズゴケの替える時期が分からないと言う事を聞きます。基本的に毎年時期を決めて植え替えすれば問題ないです。大体僕は2月初旬と決めてます。しかし、物によっては妙な臭いがしだしたり、やたら雑草が出てきたりしたら植え替えるのが得策だと思います。ちょっとおかしいなと思ったらドロセラやサラセニアやハエトリソウは植え替えてみます。大体そういうのはミズゴケがおかしくなっていたりします。また、根の発達しているドロセラなどでは根が鉢の中を回ってしまって窒息状態になっていたりもしますね。やはり、見えない根など鉢の中や陰になって見えない所にも気を配るのは大事ですね。あっと、ミズゴケを替えた後は日陰で2~3日過ごして無理をさせずに様子を見ましょう。

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2005年10月10日 (月)

僕が薦める食虫植物

昨日、一昨日と地元の秋祭りでした。身体中が痛いです。実は、今年は4年に一度の奉納の年だったのでいつもより力が入って神輿(みこし)をつったからなんです。話せば長くなるので簡単に話しますが、僕の住む地区を4つに分けて地区の本神社に神輿を奉納します。で、毎年各地区ごとに奉納するので4年に一回というわけです。で、奉納の時には神輿は目いっぱい練って気勢を上げるし、なにより僕の地区は「けんか神輿」を唯一する所なので大変です。でも、日常のもろもろの事を忘れ、食虫の事も忘れて一心不乱にみんなで呼吸を合わせて神輿をつるのは本当に楽しいですよ。今日はお陰で声は嗄れて出ないし、身体中が筋肉痛で身動きがままなりませんでした。まぁ、心地よい疲れと言うところですね。

 さて、本題にはいりましょうか。食虫初心者に薦める食虫植物は何かと言われるとドロセラ(モウセンゴケの仲間)で言うと、アフリカナガバノモウセンゴケ(D.capensis)、サスマタモウセンゴケ(D.binata)、イトバモウセンゴケ(D.filiformis)、コモウセンゴケ(D.spatulata)、ナガエモウセンゴケ(D.intermedia)でしょうか。あれ?モウセンゴケ(D.rotundifolia)は?と思われる方もいらしゃるでしょうが、僕が思うにD.rotundifoliaは日本に生えているのですが自生地と同じように立派な形にするにはちょっとしたテクニックや設備がいるので決して初心者には難しい気がします。我が家では夏の暑さに弱いんですよね。(僕は東海地方に住んでいます。)すぐに小さくなってしまいます。あと、コモウセンも世界各地に自生するので産地によっては難しいものもありますので気をつけてください。

 初心者の方に薦める条件は「丈夫」「花が綺麗」「形がよい」「動く」「よく殖える」だと思ってます。それらの条件を満たすのが先にあげた品種ですね。では、順に栽培方法などを書いていってみたいと思います。

                                               つづく

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2005年10月 4日 (火)

僕の食虫植物の植え込み

 ちょっと間が空いてしまいました。今度の土日は地元の秋祭りです。金と銀の神輿をつって町内を練り歩きます。今年は僕の町内が奉納の番なので神社に神輿を吊りいれて、けんか神輿演舞をします。1トン近い神輿が2基、くんずほぐれずで吊りあうのは勇壮ですよ。

 さて、僕が食虫植物を植えるのは大抵ミズゴケですが、新しく手に入れたものはまず根を見て鉢や用土を決めます。これはドロセラに言える事なのですが、初めて手に入れた苗は丁寧にミズゴケをはずして根をみるんです。細い短い根であれば浅い鉢でミズゴケ主体で植え込みます。また太くて長い、または長く伸びそうな根であれば長い鉢を使い、砂利系を選択します。つまり、短い根の場合は水が豊富にある所に生えるもの、長い根の場合はやや乾燥していて深い所にある水を求めて生えるものと推定して植えるわけです。

 自生地でもモウセンゴケは水がヒタヒタになって居る株が生育は良いですし、トウカイコモウセンなどは乾燥した所がいいです。で、両者を比べると前者は細い根で後者は長い根なのです。だから、僕はまず根を見て植え方を決めるんですよ。

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2005年9月18日 (日)

儚(はかな)い命

kagero 朝夕涼しくなりましたね。私は岐阜県の各務原市という町にに住んでいますが、市の南には木曽川と言う川が流れています。私は勤めに行く時にはこの川を渡り対岸の犬山市まで車で行ってます。

 先日の事です。いつものように川を渡ろうとすると橋のすぐ手前の街灯の下に花びらのようなものがいっぱい落ちています。何処の町でもそうかもしれませんが、川の周りには結構桜の木が植えてあり、まさかそれが狂い咲きしたのかな~?と思って橋を渡るところで赤信号で停車をすると花びらの正体が分かりました。

                 なんじゃ!こりゃ~?!

 眼の前が白くなりはじめ、街灯の光の中でその白いものは渦巻いてました。それは、カゲロウ(蜉蝣)です。何万匹、いや、何十万匹ものカゲロウがいっせいに川から羽化したのです。もう、すごい大群です。橋のかたわらにはカゲロウの死体が山になっていて、ガラスにはおよそ3センチはあるおおきなカゲロウがいっぱい飛んできます。ここではたまにカゲロウが大発生するんですね。発生する時期は大体6月ごろなんですが、気象の都合か、9月に大発生したんです。大量発生は久しぶりですっかり忘れてました。この間、(と言っても2年前かな?)発生した時はもっと酷くて、橋の上一面にカゲロウの死体が積もってね。まるで雪が積もったみたいでね。恐いのは本当に雪みたいに車が滑るんだよね。前の軽トラは完全にカゲロウで滑ってお尻を振っていたなぁ。 本当にすごいですよ。橋を抜けたところで携帯のカメラで撮って見たけどわかりますか?街灯の周りにぼやけてるのがそうですよ。

 カゲロウって確か口が無くってわずか数日で死んでしまうそうだけど、本当にそうで翌日帰りに通った時には昨日の事はウソのよう。すべて無に帰ってしまったのかな。儚い命に合掌。

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2005年8月30日 (火)

僕の若気の至り1

D  昼中はつくつくぼうしが鳴いて夏の終わりを告げ、夜は涼しくなってきましたね。昔はもっともっと夏が長かったような気がします。暑いと思いながらも毎日が楽しくて楽しくて...。子供だったんですかね~。

 今日はそんな頃の若気の至り、失敗談をお話します。写真はサスマタモウセンゴケです。二股なのに何故さすまた?それは、江戸時代の捕り物で使われた武器で長い柄の先に、トゲトゲがついた鉄で出来て二股に分かれたものがあって、それを「刺す叉」って言ったんです。で、それにそっくりなのでサスマタ(刺叉)モウセンゴケというわけです。因みにサスマタは犯人の着物の袖をトゲトゲで絡め取ったり、叉の部分で押さえ込んだりして犯人を捕まえるのに使ったのです。

 さて、このサスマタ・ヨツマタ・ヤツマタモウセンゴケは宿根草です。つまり、寒くなると地上部、つまり葉っぱを枯らして根で越冬するんですよ。この時期に植え替えすると楽なのでしてるのですが真っ黒で太い根が鉢いっぱいになっています、で、それを適当に切って適当な鉢に並べておくと、春になったら新しい芽がドンドン出てきます。昔、初めてこのサスマタモウセンゴケを買ったときのことです。しっかり日に当てて、水もセッセとやって秋になったらいきなり枯れてきました。

「何でだろう?」 「また芽が出てくるかな~。」                           

もちろん、休眠に入ったのですから出てくるはずはありません。それとは知らずに勇気を出して鉢から根を掘り出しました、すると

「わ~っ!!真っ黒だぁ!!」

当たり前です。そういう姿をしてるんです。でも、根を折って見るとちゃんと生きてる事がわかりますが、当時は知らなかったんです。悲しみにくれて処分してしまいました。

 やはり欲しさだけで買ってしまったために起きた失敗ですね。当時はしっかりした本もなかったから仕方がなかったのですが、今は色んな資料がありますから皆さんはその植物を手に入れる前に自生地の様子、生活サイクルなど調べて、私のような失敗はしないで下さいね。

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2005年8月22日 (月)

普及種?ドロセラ.アデラエ

aderae  昨日、「つくつく法師」の声を聞きました。つくつく法師が啼くと夏も終わりだな~と思います。そして、すこしばかり寂しくなってしまうのは何故でしょうね?暑いな~、早く涼しくならないかなと思う反面、暑い夏の終わりを感じると寂しくなるのですから不思議ですね。

 さて、写真は今年ホームセンターで購入したアデラエ(D.adelae)です。買った時には粘液も出てませんでしたが、我が家に連れて帰って腰水して他の食虫達と一緒にしていたらご覧の通り、葉っぱいっぱいに粘液をまとって元気になってくれました。今こうしてD.adelaeは何処でも気軽に買えますが、昔、食虫と出会った頃は珍品でそう簡単には入手出来ませんでした。そしてなにより寒がるので温室が必要との事で、当時、中学生の私にはとてもそんな設備なんてありませんでしたから本当に写真を見てるだけ状態でした。

 ところで、食虫植物とは高校から社会人になって縁がなくなってしまい、再開したのは10年前です。その時にD.adelaeが売っていたのを見て大層驚いた記憶があります。そして、値段も驚くほど安い!色々聞いたり調べたりするとD.adelaeは思ったほど、難しい植物ではなくよく殖える品種で珍種といわれていた時期から10数年。いつの間にか普及種になっていたのです。確かに大きめの平鉢にミズゴケで植えておけば勝手に根を伸ばして、芽吹いてくれて殖えていきますし、葉挿し、根伏せも簡単です。ある時は面倒だから枯れた葉だけとって元気のなくなった株ごとミズゴケに埋めておいたらちゃんと元気になって出てきてくれましたよ。だから広く普及したのですね。

 D.adelaeは姿が変わっているし、大型で何株も集まってる方が見ごたえがありますが、その花は意外とあっさりとしていて花弁も小さくて見栄えはしません。ただ、花の色によってバリエーションがあって、海外の分譲リストを見ると花の色で区別していますよ。今回買った株は秋になって涼しくなったら鉢から抜いて、土を水で洗い流してやってから大きめの鉢にミズゴケで植え替えてやろうと思います。冬は屋外でも大丈夫ですが、出来たら凍らない程度の無加温フレームに入れたほうが翌年の生育はよいですね。D.adelaeやD.capensisを屋外で2回ほど雪に埋もれさせたことがありますが、地上部は枯れてしまいましたが根で越冬して、翌春芽吹いて来てくれます。ただ、冬に無理させただけ生育は今ひとつでした。

 D.adelaeの仲間は3種あります。シザンドラ(D.schizandra)にプロリフェラ(D.prolifera)でいずれも珍種と呼ばれています。D.proliferaが何故同じ仲間なのかはよく分かりません。見た目は全く違いますしね。D.schizandraは最初なんで同じ仲間なのか分かりませんでしたが、葉挿しをした時にわかりました。子苗の時期は姿がそっくりなんです。そして、根を張ってそこから子株が出てくるのは両者とも同じでしたよ。

 普及種となったとはいえ、世界中でオーストラリアの一部地域にしか自生していない植物なのです。駄物扱いせずに大事にしたいものですね。

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2005年8月16日 (火)

僕と食虫植物の出会い4

 自生地。つまり、食虫植物が生えている場所であるが、何処にあるのか当時小学生であった僕には皆目検討もつかなかった。ただ、「食虫植物」でその写真を見たことがあるだけであった。ある日、親父の実家に遊びに行ったときのことだ。僕には1コ年上の叔父貴がいるが、彼にたまたまモウセンゴケの話をしたら「そんなんなら近くに生えてるよ。」というではないか!!早速、自転車で自生地に向かうがそこは実家から5分ほどの山肌で、小学校のすぐ隣りにあった。「ここだよ。」と案内されたのは一面ぬかるんでいて、15メートルほど奥にぬかるみが終わる辺りに山肌が露出して、そこに所どころ紅く染まっている部分があった。

 「あった、あった!」先頭を行く叔父貴はそう言うと僕を手招きして奥に誘った。行くと先ほど紅く染まった部分と言うのは関西型コモウセンゴケであった。正に、写真で見たとおりの形で感激した思い出がある。と、同時にえらく小さいものだなとも思った。そう、写真集では説明文に大きさが書いてあるが、それよりも写真を見てしまうのでなかなか大きさがイメージ出来ないのである。後日、イシモチソウを手に入れた際にも「こんなに小さいの?」と思ったものだ。

 兎に角、一面にびっしりと生えていて絨毯みたいですごく綺麗だった。その光景は未だに忘れられない。そして、足元に目をやるとミミカキグサ(U.bifida)も生えているではないか。正に夢のような場所であった。鮮やかな紅と黄色。この美しさは見た人でないと分からないであろうが、多感な時期にすごい体験をしたものだと思う。

 最初に見た自生地。中学生になって食虫が好きな友達と国鉄(今はJR)とバスを乗りついで来たが、それからしばらく間が空いて自分で車を持ち、自由に動けるようになった時に再び訪れた時にはそこに大きな道路(バイパス)が出来ていて、かつてそこに湿地があったことなど思わせない、無機質な光景が広がっていた。愕然として声も出なかった...。それから数年後、諦めきれない気持ちとなにかしらの予感があって再びそこを訪れて、湿地の横にあった学校の裏を見てみたら僅かではあるが昔見た関西型コモウセンゴケ、今はトウカイコモウセンゴケ(D.tokaiensis)が元気な姿で生えているではないか!モウセンゴケは住かを追われてしまったが、ちゃんと別に安住の地を見つけて細々と暮らしていたのだ。昔ポッカリと胸にあいた小さな穴がフッと埋まっていくような心地が嬉しかったですよ。

 昔の素晴らしい自生地をお見せできないのは残念ですが、近在の自生地を追々紹介して行きますのでお楽しみに。

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2005年8月15日 (月)

僕と食虫植物の出会い3

 さて、「食虫植物」は昭和41年に誠文堂新光社から発行された食虫植物の写真集である。著者は知る人ぞ知る清水清氏である。残念ながらこの本は絶版になってしまっている。この本は同社から発行されている「子供の科学」と言う雑誌をたまたま買って読んでいたときに出版案内で見つけて買ったものだが確か昭和47年に買ったと思う。価格は2500円で当時の物価からすればかなり高価な本であった。豪華な箱入りであったが何度も何度も繰り返し見ていたのでカバーは破れ、今では装丁が外れそうであるが大事な宝物である事には違いない。

 本の内容であるが写真集というだけあって写真で殆ど構成されているがその内容がすごい。まず主要な国内に自生する食虫植物は網羅されており、当時の各地の自生地が紹介されている。尾瀬、成東、茂原、羽生などの古きよき時代の風景である。すごいのは植物の写真で見開きページいっぱいにイシモチソウ(D.peltata)の捕虫葉の写真や球根が順に成長していく写真があったり、ムジナモの頁では壊滅前で自然のままの羽生の自生地の様子が映し出されていたり、捕虫葉の顕微鏡写真を載せたりとありとあらゆる角度で食虫植物を写し出されていた。また、当時国内で栽培されていた主要な外国産の食虫植物も紹介されていて、ドロソフィルムやヘリオアンフォラやセファロタスなどの食虫植物は本書で知ったのである。サラセニアでは原種8種も紹介されており、その名前を一生懸命覚えたものだ。因みにサラセニアの原種を当時栽培されていたのが南総植物園園長の越川さんである。あと、ナガバノイシモチソウの頁で1964年当時で自生地がバンガローなどが建ってしまい、無くなってしまったと書かれていた。40年も前でも自生地の破壊が問題になりつつあったのは高度成長時代とはいえ驚きである。

 僕の稚拙な文でこの素晴らしい本の内容を紹介しようと言うのも無理からぬ話だが、古い本であるがこれだけ素晴らしい本が現在手に入らないのはとても残念な話である。食虫ファンの一人として是非復刊して欲しい書籍である。尚、幸いあかね書房から「食虫植物のひみつ」と言う本が出ているが。これは同じく清水清氏が著された本で素晴らしい写真などが見ることが出来る。こちらは図書館などでも見ることが出来るのでまだご覧になってない方は是非ご覧になってほしい。今はこうしてネットというものがあって居ながらにして色んな情報が得られるが当時は何もなく、こうした書籍が大事な情報源であった。また、それだけにこれでもかという位に魅力を伝えようとした本がいろいろあった。そのうちの一冊がこの本であった。あの時この本に出会ってなかったらこうして食虫植物の事をこうして語って居なかっただろう。1冊の本が人生を変えたとよく言うが、本人は全く自覚していなかったが実はこの本が人生を楽しいものに変えていてくれたんだなと改めて思った。以上が食虫植物と僕との出会いであった。

 今こうして色々想いなど書いているが、この文を書くために久しぶりに本書を出してみた。自分はこの本みたいな情熱で食虫植物を伝えているのか?語っているか?とても足元には及ばないが、でもいつかは追いつき追い越せないかと思う。

 昔話ばかり書いていても何なので、それはおいおい書いていくことにして、最後に初めて見た自生地の原体験をお話ししようと思う。

                                            つづく

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2005年8月13日 (土)

僕と食虫植物の出会い2

  食虫植物との出会いは突然だった。小学校の帰りに親戚の家に寄ったら国語の教科書で見た写真そのままのウツボカズラが玄関に置いてあるではないか!ヒョウタンウツボカズラだ。聞けば「植木屋さんが花を売りに来て玄関に置いていった。」とのことで、しかも「要らないからあげる!」と夢のような事を言ってくれた。もちろん、帰りにはランドセルをしょって手の中には大事にウツボカズラの鉢を抱いて家路を急いだ。あの時の驚きと興奮は未だに忘れられない。国語の教科書で写真を見てから2年目の出会いであった。

 実はウツボカズラでどうしても疑問に思っていることがあって、それを確認することが出来るのでその日ドキドキしていた。その疑問とは前にお話ししたアニメ「みなしごハッチ」でウツボカズラが虫を袋の中に落とし込んだら袋の口(正式には襟〈エリ〉)を閉じて捕まえている場面があって、ハエトリソウの事もあり、恐らく動くだろうと思っていたが後で動かないと言う話を聞いて実際にはどっちなのかが知りたくて仕方なかったのだが今と違ってホームセンターに行けばウツボカズラがヒョイと置いてあるはずもなく確かめられなかった。しかし、遂に確かめる時が来たのだ。 はさまれたら痛いだろうか?と色々考えながら恐々指を袋の中に入れたら...。「動かない!」調子が悪いのかなと思い、他の全部の袋に指を入れてみたがピクリとも動かない。よ~く袋を観察したら動く構造にはなっていなくて、やはり袋の口は閉じないのである。長いこと疑問に思っていたことがわかって嬉しくてホッとする反面、動かない事にチョッピリ残念な気持ちもあったのを覚えている。やはり、動いてくれたら驚きもすごかっただろうな。その後、このウツボカズラはそのまま一冬越したが春先に寒さに耐えかねて疲れが出たのか定かではないが枯れてしまった。しかし、いくら家の中とは言え、よく耐えたものだと感心した。

 その後、ある本に出会ったことにより僕の食虫植物人生が変わってしまったのである。その本の名前は「写真集 食虫植物」どんな本かは次回に譲ろう。

 今晩はペルセウス流星群が見られる日である。夜中に起きて流れ星を見てみようかな?

                                       

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2005年8月12日 (金)

僕と食虫植物の出会い1

 僕が食虫植物を知ったのは正直何で知ったのかが定かではない。記憶にあるのは学校で教育テレビを見て居る時に理科の番組でハエトリソウがガラズ棒をくわえ込んだシーン、国語の教科書にヒョウタンウツボカズラが写真で載っていた記憶、はたまた、当時新番組だった「仮面ライダー」に出てきたショッカーの怪人サラセンアンなどを見ても驚かなかったことを考えると、小さい頃から恐竜や昆虫が好きだったので色んな図鑑を買ってもらった中の一冊に食虫植物の事が書いてあったのだろう。そう考えると35年近く前に食虫植物の事を知っていた事になる。「好きな虫を食べてしまう植物」に驚いたのと同時に、不思議な植物に興味を持ったのは強い虫達をやっつけてしまうと言う所で、ひょっとしたらヒーローに憧れる少年の気持ちからだったのかもしれない。

 当時は食虫植物など売っている所もなく、図鑑などで見る程度だったが、奇しくもアニメ「みなしごハッチ」と言うみつばちの王子がスズメバチ襲撃にあって、ママと離れ離れになって、ママを訪ね歩いて昆虫界を歩くうちに色んな出会いや別れを経験して大きく成長して最後はママに出会えると言ったタツノコプロのアニメで食虫植物は何シーンか出てきて、まだ見ぬ食虫植物に憧れは募るばかりだった。しかし、出会いは突然やってきたのである。  

                                              つづく

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2005年8月 9日 (火)

僕の好きな食虫植物。その3

pur  好きな食虫植物ということで早3回目になった。最初はモウセンゴケ系だといいながら節操のない奴だとお思いでしょうが、しばしお付き合いを..。いくらモウセンゴケが好きとはいえ、やはり、好みというものがある。それは、形に特徴のあるものに興味を惹かれるのだ。変わってる。丸っこい。と言うところだろうか。写真はサラセニアのS.purpureaであるが、これも亜種や交配種を合わせればその形は相当な数になる。ではその中でどんなのが好きかと言えばコロッとした丸いのが好きなのである。そして、襟が大きすぎず小さすぎず、やや丸まって内側に向けば最高である。写真のS.purpureaは面白くてその年により、出てくる瓶子が違うのだ。昨年は右の袋のようなコロコロした袋。今年とその前は左のようにスウッと長い瓶子が出てきてた。今年はスウッとタイプのようだ。何故毎年変わるのかは知らないが結構楽しい株である。ひょっとしたら何かと遠い昔に交配していてその影響が出てくるのかもしれない。けど、これは想像でしかないが、こういった思いを馳せてみるのも良いかもしれない。

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2005年8月 6日 (土)

僕の好きな食虫植物。その1

capen   「食虫植物」数あれど、好きなものはと聞かれれば「ドロセラ(モウセンゴケ類)」と私は答えてる。そもそも食虫植物は虫をとる植物だから虫を捕まえてるよ!とそう見えなければ最初に愛着が湧かない。もちろん、ネペンテス(ウツボカズラ)の美麗で巨大な袋には敬意を払うし、ピンギキュラの可憐な姿や花を見れば素直に美しさにシャッポを脱ぐ。でも、こだわりと言おうか、キラキラした宝石のような粘液を葉っぱに纏(まと)い、虫がくっつくと粘液のついた腺毛や葉っぱで押さえ込み制圧する。正に虫を捕っているのが好きなのである。そういう意味でネペンテスやピンギはいいと思うが僕にとっては決定的な魅力が欠けてるわけである。何に魅力を感じるかは人ぞれぞれだからネペンやピンギ好きな人には申し訳ないがなにとぞご勘弁願いたい。

 ところが少し前に僕のその考えを揺るがす事件に出会ったのだ。それはサラセニアを栽培されておられる方には経験があると思いますが、フラバやレウコをの株の中から「ブ~ン」と虫の羽音が聞こえた事はないだろうか?実はこれはなんだろうと不思議に思っていたのだが、ある時、草友の勧めもあり、フラバを1鉢買い求めた時の事である。庭においておいたら近所中のハエが集まったかと思うくらいに寄ってきたのである。何が始まったのかと見てたら瓶子の口元を盛んに舐め回しているのである。恐らく蜜か何かが出てるのだろうと思って見てたら、急に数匹のハエが狂ったように羽をばたつかせたかと思うと、いきなり瓶子の下に向かって一直線に駆け下りていくではないか!何匹かは中に入り、1匹は外から根元に降りたかと思うと「コテン」とひっくり返ってそのまま例の「ブ~ン」と言う羽音を出してるではないか!!よく分からないがサラセニアの口元には蜜と同時に虫を狂わせる何かの成分が分泌されているのではないかと思う。これを見て「サラセニアも食虫植物なんだ!」大いに感動してサラセニアにも魅力を感じるようになったのだ。恐らく、何も観察せずにただ栽培とは名ばかりで維持しているだけだったら未だにサラセニアの事を誤解していただろう。

 だから最近は「大好きな食虫植物は?」と言う問いには「モウセンゴケとサラセニアが特に好きですね。」と変わったのである。

写真はD.capensis all redの開花した姿。D.capensisはバリエーションによって花の大きさなども違うのである。

 

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