昨日、「つくつく法師」の声を聞きました。つくつく法師が啼くと夏も終わりだな~と思います。そして、すこしばかり寂しくなってしまうのは何故でしょうね?暑いな~、早く涼しくならないかなと思う反面、暑い夏の終わりを感じると寂しくなるのですから不思議ですね。
さて、写真は今年ホームセンターで購入したアデラエ(D.adelae)です。買った時には粘液も出てませんでしたが、我が家に連れて帰って腰水して他の食虫達と一緒にしていたらご覧の通り、葉っぱいっぱいに粘液をまとって元気になってくれました。今こうしてD.adelaeは何処でも気軽に買えますが、昔、食虫と出会った頃は珍品でそう簡単には入手出来ませんでした。そしてなにより寒がるので温室が必要との事で、当時、中学生の私にはとてもそんな設備なんてありませんでしたから本当に写真を見てるだけ状態でした。
ところで、食虫植物とは高校から社会人になって縁がなくなってしまい、再開したのは10年前です。その時にD.adelaeが売っていたのを見て大層驚いた記憶があります。そして、値段も驚くほど安い!色々聞いたり調べたりするとD.adelaeは思ったほど、難しい植物ではなくよく殖える品種で珍種といわれていた時期から10数年。いつの間にか普及種になっていたのです。確かに大きめの平鉢にミズゴケで植えておけば勝手に根を伸ばして、芽吹いてくれて殖えていきますし、葉挿し、根伏せも簡単です。ある時は面倒だから枯れた葉だけとって元気のなくなった株ごとミズゴケに埋めておいたらちゃんと元気になって出てきてくれましたよ。だから広く普及したのですね。
D.adelaeは姿が変わっているし、大型で何株も集まってる方が見ごたえがありますが、その花は意外とあっさりとしていて花弁も小さくて見栄えはしません。ただ、花の色によってバリエーションがあって、海外の分譲リストを見ると花の色で区別していますよ。今回買った株は秋になって涼しくなったら鉢から抜いて、土を水で洗い流してやってから大きめの鉢にミズゴケで植え替えてやろうと思います。冬は屋外でも大丈夫ですが、出来たら凍らない程度の無加温フレームに入れたほうが翌年の生育はよいですね。D.adelaeやD.capensisを屋外で2回ほど雪に埋もれさせたことがありますが、地上部は枯れてしまいましたが根で越冬して、翌春芽吹いて来てくれます。ただ、冬に無理させただけ生育は今ひとつでした。
D.adelaeの仲間は3種あります。シザンドラ(D.schizandra)にプロリフェラ(D.prolifera)でいずれも珍種と呼ばれています。D.proliferaが何故同じ仲間なのかはよく分かりません。見た目は全く違いますしね。D.schizandraは最初なんで同じ仲間なのか分かりませんでしたが、葉挿しをした時にわかりました。子苗の時期は姿がそっくりなんです。そして、根を張ってそこから子株が出てくるのは両者とも同じでしたよ。
普及種となったとはいえ、世界中でオーストラリアの一部地域にしか自生していない植物なのです。駄物扱いせずに大事にしたいものですね。
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